理詰めの美学
- ★★★ Excellent!!!
黒澤作品。
理詰めでストーリーが作られている。
そんな印象を受ける。
理屈が先。
すると、破綻が無い。
ポンと浮かんだお話。
感覚だけでソレを書き上げると、
出来上がりは穴だらけだったりする。
推理を主とするお話に穴があると、説得力に欠け、お話は破綻してしまう。
短編における黒澤作品は、
推理要素のあるシチュエーションコメディが多い。
状況設定(シチュエーション)が生み出す食い違いや不条理さが笑いの要素となっているコメディである。
ハマるのだ。
ガッチガチにハマる。
違う、違うんだよと思う主人公サイドの思いと、勘違いサイドの思いがガッシリとハマるのだ。
ただのシチュエーションコメディでは、ハマるだけ。単純なお笑いで終わる。
しかし、黒澤作品では、どちらのサイドにも、その思いにドラマと思惑が隠されている。
理詰めの美学。
思いつきと感覚だけで、お話を書いてるわたしとは大違い😓💦
このお作品を短時間で仕上げる、
カヌレ様✨
超一流のプロ作家様である。