人類が未だ見ぬ未来。
知性を持つ多様な種族がひしめく宇宙。
そんな世界で鳥類型の異星人に捕らえられた人間型知性種族の犯罪者モンティは過酷な刑罰に処されました。
どんな頭ならその発想が出てくるかという奇想天外な刑罰です。
さすが鳥頭の鳥類型です。
〝鳥頭竜〟という巨体の走鳥類に類似した生物を使った残酷な刑罰を罪人に科していたのです。
ほぼ処刑です。
はてさて、モンティはこのとびきりの窮地を、どう切り抜けるのでしょうか────
〝殻を破らない卵は、やがて腐る〟
心理学者ユングの言葉です。
人は常に変わらなければならない。
変わり得なければ、待つのは死です。
────どんなことになるにせよ。物語の結末には、胸の空く熱い思いが訪れます。
可笑しみと高ぶりと快哉の結末が、この物語を読んだあなたを待っている。
そう、断言できます。
ぜひとも、確かめてください。
卵というお題でこんな壮大な宇宙人同士の鬼ごっこ(笑)を思いつく作者さんの想像力に目を見張る思いです。
主人公のモンティは人間型、大きな卵の中に閉じ込められて、他の人間型の入った卵と共に鳥頭竜の大型種の巣に置き去りにされた。
もし、卵の中身が自分の子でないと鳥頭竜にバレたら、大きな尻尾で打ち叩かれて死ぬ羽目に。つまりこれは鳥類型の奴らのお遊びなのだ。
何とか卵から抜け出したモンティたちと鳥頭竜との壮大な“ダルマさんが転んだ”が始まる。
卵の殻を被った人間型たちが走る走る走る!転がる転がる!
情景が浮かんでくるから読んでて笑う笑う笑う!
果たしてモンティは鬼ごっこに勝利できたのか⁉︎
ハラハラドキドキのドタバタコメディをお楽しみくださいませ!
場面を想像しているとものすごくワクワクする。SFならではな楽しさに満ちた一作でした。
遠い未来。ヒューマノイド型の姿を持つモンティは、鳥類型の宇宙人に捕まってしまう。
そこでは大きな卵に閉じ込められるなどの措置が取られ、処刑が行われることに。
モンティは体の中で飼っている「相棒」と協力し、どうにか窮地を脱しようとする。そして異星人の仲間たちを得て、事態を打破するため協力していくことに。
巨大な鳥。卵の形の檻。そして多種多様な姿を持った宇宙人たち。それらが仲間として活躍していく姿。
一枚の挿絵でもいいし、アニメーションや漫画でもいい。この光景を想像していくと、自然と胸が熱くなりまし。
昔、ダン・シモンズの「ハイペリオン」の表紙を見た時に、「なんかすごく面白そう」と感じたのなどを思い出させられました。他にも「スターウォーズ」だとか「ガーディアンズオブギャラクシー」、またはSFとちょっと違うけど「ヘルボーイ」なんかでもいい。
特殊メイクやセットにお金のかかったSF映画を見ると、もうその画面を見てるだけで幸せっていう気持ちがあります。そういう充実感を思い出させられる、ワクワクな冒険譚でした。
世界は、実に多種族の生命体が共同生活しているような場所にございます。
主人公は、人間型、つまりヒューマノイドの小悪党(小は余計なのかもしれませんが、本当にその言葉がぴったりなのです)
この物語は、この小悪党の身の上話を聞く。という形式で進んでいきます。
なんでも大変な目にあったそうで、
鳥族の縄張りで仕事したら捕まっちゃって、なんと卵の殻に閉じ込められちゃった。
自力での脱出はおそらく不可能だ。
それで……連れて行かれたのはなんと怪鳥コカトリスの巣の真ん中!!
運が悪ければ尻尾で卵ごとぺちゃんこにされちゃうよー!?
サアサアどうするどうする小悪党!!
インディージョーンズ、もしくは、メンインブラックですかね。
そのくらいの軽いノリが小気味良いテンポで進んでいく短編SF物語。
ところでー……
なんでこの小悪党の身の上話なんか聞かされなきゃならないの?
答えは是非本編で!!
ご一読を!!