温故知新の衝撃!戦後日本魅惑の異世界幻想譚

途轍もない物語だ。
  それを、先ずは最初に言っておく。

我々、日本人の魂に深く刻印された夕陽の
紅い色。市井の人々の知恵と不屈の底力。
 少し前には確かに 在った 記憶が
見た事があろうが、なかろうが。

      顕然と蘇ってくるのだ。


或る日、地震を契機に 彼 は突然、
終戦直後の日本へとタイムスリップする。
そこには瓦礫と焼け野原の間を点々と
粗末なバラックが建ち並ぶ町。
もう既に亡くなっているフミ叔父さんの
オンボロアパートに居た筈なのだが。
 叔父さんと勘違いしたのか隣家の女性が
くれた風邪薬『ヘブリン丸』そして
大きな茶箱の中にある石鹸、煙草、歯磨き
歯ブラシ。遠くで明らかに汽車だろう
汽笛が聞こえる…。

復興に駆り出された彼は、これが単なる
タイムスリップではない事に気がつくが、
それは想像を絶する
 
 異世界幻想の幕開け。

『特環』と呼ばれる地下坑道は、ある種
ダンジョンであり、招かれた者しか
適応出来ない。その分 恩恵 に肖る
事が出来るのだが…。
 地味ではあるが、この国の近代最も
激動波乱の時代を次から次へとヤバげな
仲間を増やし
      特環スキルを上げて行く。


これが 異世界ファンタジー であると
いう、斬新さと親和性。

           そして、僥倖。

堂々これは、近代稀に見る秀逸な作品と
言えるだろう。


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