概要
なぜ、聖女は一人なのか?
【カクヨムコンテスト11 異世界ファンタジー女性主人公部門 中間選考突破作品】
現代日本のコンサルタントが転生したのは、異世界の聖女ルツィアだった。高貴な身分をフル活用して優雅なスローライフを夢見るも束の間、その世界の聖女は、ありとあらゆる役目をこなす『唯一無二』の存在だった。
だが、裏を返せば──引き継ぎ不能の激務職。
(冗談じゃない、話が違う。)
(隠居する──可及的速やかに。)
そう決意したルツィアは、前世の知識を活かして聖女業務の可視化・改善に奔走する。すべては穏便な引き継ぎをした上で、気持ちよくリタイアするために。
しかし、そんな個人的な思惑から始まった改革は、教会の権威を揺るがし、王国の政治を動かし──やがて、聖女の力の正体にまで迫ることとなる。
自身の唯一性が最大
現代日本のコンサルタントが転生したのは、異世界の聖女ルツィアだった。高貴な身分をフル活用して優雅なスローライフを夢見るも束の間、その世界の聖女は、ありとあらゆる役目をこなす『唯一無二』の存在だった。
だが、裏を返せば──引き継ぎ不能の激務職。
(冗談じゃない、話が違う。)
(隠居する──可及的速やかに。)
そう決意したルツィアは、前世の知識を活かして聖女業務の可視化・改善に奔走する。すべては穏便な引き継ぎをした上で、気持ちよくリタイアするために。
しかし、そんな個人的な思惑から始まった改革は、教会の権威を揺るがし、王国の政治を動かし──やがて、聖女の力の正体にまで迫ることとなる。
自身の唯一性が最大
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!誰が聖女を『殺す』のか?
聖女、あるいは聖人とはどのようなものか。
『神の力を借りて、その人にしかできないことをする人』。定義を広めに取ると、おおまかにはそのようになるはずです。
誰もが同じことをできるのなら、その人は「特別な存在」ではない。つまり聖女/聖人ではない。定義を裏返すとそのようになりますね。
さて、このお話の主人公は前世コンサル。転生してみたら聖女でした、というところからお話が始まります。彼女の専門分野は『標準化』。『その人にしかできないこと』――つまり属人的なものを、『誰にでも可能なこと』にしていくお仕事でした。
転生してきた彼女の目の前にあるのは『聖女にしか為しえない』ことの山。主人公は聖女を「業…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界✖️コンサルタント
「異世界」と「聖女」は、いわば鉄板ネタで、やり尽くした感がありますが、この作品は一風変わった聖女様が、現代知識で既得権益や悪習を変えていく物語です。
王国や教会の腐敗を成敗!ではなく、ひたすらに聖女に課せられた【業務】を効率化する主人公。
偶然にそれぞれの問題に対応出来る人物が仲間になったり、超有能な部下が味方についたり…などのご都合展開ではなく、聖女に転生した主人公が、ひたすらに業務改善に邁進する姿が、とにかく面白い。
業務の効率化や標準化を検討していくのは、現代的な社会システムでのみ成立するイメージですが、上手く異世界の社会システムに組み合わせていると感じます。
まだ物語が始まっ…続きを読む