はあ……今日も気付かなかった……(歓喜)
- ★★★ Excellent!!!
両親もなく村人虐げられてきた蝶子は、ある日突然『蛇神様の花嫁』として生贄にされてしまう。
だが死を待つだけの蝶子の前に現れたのは、美しい神、氷雪だった。
氷雪や可愛い童子達や雀に囲まれ、少しずつ心を開いていく蝶子だが、彼女を狙う禍々しい存在もあり──?
この物語の最大の魅力は、何と言っても、もだもだしている氷雪と蝶子の関係性!!
優しくしたり、嫉妬したり、甘やかしたり、甘えたり……蝶子のために本当に色々な技を繰り出してくる氷雪に、読んでいる側はすぐにメロメロになってしまいますが、タイトル通り恋愛経験ゼロな蝶子は、氷雪の想いに全く気付きません。
「これでも、気付かない……だと……!?」と悶えながら読むことになり、じれ恋好きにはたまりません。
そしてもう一点注目したいのは、オリジナリティ溢れる神域の表現。
人間界や神の街へ繋がる門の発想や、雨を降らせる氷雪の姿など、他の物語では見た事がない神聖な世界観は、思わず唸ってしまう程にワクワクゾワゾワと心が躍ってしまいます。
読めばきっと、誰もが氷雪に恋してしまうはず。
蝶子よ……このままいつまでも、この焦れ恋を見せてくれ……いやしかし、氷雪様のために早く気づいてくれ!!
心からそう応援してしまう物語です。