概要
水の加護をうけ生まれた少女リヤーナは、雨を呼ぶ強大な力を持っていた。
渇きから民を救う巡礼を命じられたリヤーナは、天に祈る旅へ出る。
傭兵のエイラーンを護衛に。
書記官のナディールを旅の記録係として――。
連作短編風、抒情的な砂と水の物語。
恋愛要素はありません。
少女の成長と、対立軸にありながら共闘する男たちを描きます。
・リヤーナ 心を押し殺し生きる〈雨の巫女〉。〈魔女〉とも呼ばれる。
・エイラーン 腕のいい傭兵。気のいい男だが仕事中は容赦なし。
・ナディール 王の書記官。物腰やわらかで冷静な知の徒。
・シーラ 砂漠に暮らす大耳狐。迷子だったが、リヤーナになつく。
☆主人公リヤーナのイメージ絵をいただいています!
作中より美化200%で描か
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- ★★★ Excellent!!!王の書記官と護衛の傭兵、それぞれの守り方。
舞台は砂漠の王国。
乾きから民を救う巡礼を命じられた少女リヤーナは、二人の男と共に旅立ちます。
一人は王の書記官、ナディール。
もう一人は神殿に雇われた傭兵、エイラーン。
この三人+途中で加わる大耳狐シーラの旅路を描いた物語です。
王と神殿の権威が拮抗している中で、神殿の威光ばかりが強まることを怖れる王。それに伴い、それぞれの密命を帯びて巡礼に同行しているナディールとエイラーンにも憂うことが増えていきます。
恋愛要素はなく、これは大人の男たちが一人の少女に対する生き方を描いたもの。
それぞれのやり方で理不尽さに抗おうとする二人の姿が印象的です。あと、モフモフに癒されますよ!
オリエンタ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!その巡礼、しがらみを乗り越えるための一歩となる
舞台は水に飢えた砂漠の国。雨を降らせることのできる少女リヤーナは、その強大すぎる力ゆえ「雨の巫女」ながら「魔女」とも呼ばれています。
民にとって、砂漠に恵みの雨をもたらす巫女はありがたくて神聖な存在です。けれど魔女は恐ろしい。崇拝と憎悪は表裏一体なのでした。
そんな複雑な環境で育ったリヤーナは、感情の乏しい女の子。
「雨を呼ぶために祈りなさい」と命じられるから祈るだけ。「涸れ井戸のある町に雨を呼んだらみんなが喜ぶのだ」なんて当然のことすら、考えたこともありません。
そんなリヤーナが、巫女として暮らしていた神殿を出て、たくさんの人たちと関わり合う。旅の足を一つ進めるごとに、彼女の心も一歩前…続きを読む - ★★★ Excellent!!!感情を押し殺した少女が歩む、雨を呼ぶ巡礼の旅路
自在に雨を降らせることができる少女、リヤーナ。雨の巫女である彼女は、その力が強すぎるあまり神殿でひっそりと心を押し殺して生きる日々を送っていた。感情を揺らせば雨が降ってしまうから、あらゆることに感情を持たず、興味も持たない。
そんな彼女はある時、巡礼を命じられる。勿論少女一人では旅などできないので、護衛と記録係の大人の男性二人と共に――
さてこの旅路、出だしから大人二人は面食らいます。何せリヤーナ、非常にぼんやりしている。心を動かさないように生きていたから仕方がないことではありますが、言われたことを言われたとおりにしかできない。その場の空気を読んで求められているであろう行動をする、なんて高…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「涙よ昇れ、雲に還れ」——悲しみを恵みへと変え、大地へ返す物語
無表情な「雨降らし人形」リヤーナ。
彼女が背負うのは、故郷を雨で沈めた「魔女」という重い過去でした。
砂漠の国を巡る旅路で出会うのは、乾いた大地と、そこに生きる人々の悲しみ。
リヤーナの雨は、そんな悲しみを受け止め、大地へと還す祈りです。
その設定の美しさと切なさに、一気に引き込まれました。
日干しレンガの街角、焚き火で煮込むスープ、星降る夜の砂漠。
オリエンタルな世界観の描写が鮮やかで、まるで自分もラクダに揺られて旅をしているよう。
道中を共にするのは、粗野な傭兵エイラーンと、食えない書記官ナディール。
最初は王宮と神殿、それぞれの思惑で腹を探り合っていた二人が、リヤーナという守るべ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!静かで、それでいて劇的な変容をもたらす巡礼の旅
雨を呼ぶ巫女のリヤーナ。
神殿からの護衛、傭兵エイラーン。
王の書記官ナディール。
この三人が、雨降らしの巡礼に旅立つところから物語は始まります。
エイラーンとナディールは、あまりにも頼りないリヤーナの世話を焼き、保護者然として来ます。
途中で仲間入りした大耳狐のシーラも加わり、リヤーナも僅かながら成長を見せ、旅は穏やかに続くのかと思われました。
しかし、そうは行かないのが世の常。
王と神殿、それぞれの思惑を巡り、エイラーンとナディールも緊張状態に。
二人の取る選択は————。
静かで、それでいて劇的な変容をもたらす巡礼の旅。それが、まるでその場にいるかのように、鮮やかに描き出されてい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!雨を呼ぶ少女の旅路
リヤーナは雨を呼ぶことのできる少女。その素質は国でいちばん。そんなリヤーナだが、ある悲しい過去がある。
雨を降らせる巡礼に出かけることになったリヤーナ。傭兵のエイラーンと書記官のナディールを供にして。
最初は無機質にも思えたリヤーナと、ぎこちない保護者2人が、少しずつ少しずつ距離を近づかせていくのがとても優しく素敵。
そしてリヤーナが少しずつ心を開いていくさまもみていて、とても嬉しい気持ちになった。
現在15話まで読み終わり、砂漠の街や光景が目に浮かぶようなことに驚きつつ感動している。
砂漠など行ったことのない私でも、その匂いや様子を感じられる気がする。
そしてキャラクター造形がとてもい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!砂漠の少女、リヤーナ。雨降らしの旅
”雨の魔女”と呼ばれる少女、リヤーナ。リヤーナが祈りを捧げると渇いた大地に雨が降る。ここは砂漠の国、サフル=ラハ。
雨の降らない土地では民が渇きに憂いでいた。神殿と王は、雨を降らせる力のある巫女のリヤーナに、大地の渇きを潤す巡礼を命じた。神殿側からは少し粗野だが不器用な優しさをもつ、傭兵のエイラーン。王側からは知的で落ち着いた雰囲気の書記官ナディール。そして砂漠の旅で出会った大耳狐のシーラ。三人と一匹の雨降らしの巡礼旅物語りが始まる──というお話です。
感想です。
ある過去の出来事で心を閉ざしリヤーナが、お兄ちゃんの様なエイラーンとナディールと、可愛らしい生き物のシーラと旅をすることで心が…続きを読む - ★★★ Excellent!!!そこに降る雨は、誰かの悲しみか、それとも希望か
砂漠の国に生まれ、巫女として暮らす少女リヤーナは、魔女と呼ばれる程に強大な、雨を呼ぶ力を持っていた。
王から街々に雨を降らせる巡礼を命じられたリヤーナは、護衛のエイラーン、書記官のナディール、道中で出会った大耳狐のシーラを連れて、旅に出る事になり──。
雨と祈りを中心に、そこで暮らす人々の苦悩や悲しみ、出会いが描かれ、広大な砂漠の景色や、活気のある街並み、血湧く戦いの場面、美しい雨の描写に、心を奪われる事間違いなし!!
そして何と言っても、キャラクターが魅力的!!
悲しい過去を抱え神秘的に我が道を行くリヤーナ。
私の最推し、強くて世話焼きで熱い男エイラーン。
知的で温和だけど敵に回す…続きを読む