溺愛。それは傷付いた心を包む大きな優しさと愛。

家族に虐げられ、悲しく辛い婚約と破棄を無理やり繰り返させられる主人公フォーゼ。

彼女との婚約の話が挙がったヨハンシュは、破棄できないように早々に婚姻を結び、「溺愛して逃すな」という家族の指令のもと、フォーゼを溺愛しようと奮闘するが……?

フォーゼとヨハンシュ、それぞれの視点が交互に書かれた構成で二人の心境がしっかりわかるので、お互いがすれ違いそうになっていても「あー!!待って!!それ違うよ!!」「よしよし、そのまま行けばいいんだ、行けー!!」と、まるで二人それぞれから恋愛相談をされている親友のような視点から物語を楽しめます。

胸が痛む辛い過去を持っていても、ヨハンシュのために頑張ろうとするフォーゼはひたすら可愛い!!

そして兄が言う「溺愛」とはちょっと違うけれど、天然人たらしのヨハンシュが繰り出してくる無自覚な優しい溺愛シャワーが、もう、本当に最高!!

そして優しいが故に、フォーゼと大人の関係に進みたいのを必死に、それはもう必死に我慢しまくる彼の心境も盛大に楽しむことができて、ニヤニヤすること間違いなし。

ヨハンシュの愛で、フォーゼの心の傷は癒せるのか?
二人は本当の意味で心からの夫婦になることはできるのか?

お互いを優しく思い合う、可愛い夫婦のお話。
思わず心が温かくなる作品です(*^_^*)

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