「UMH確認数:0」――その一文が、すべてを変える
- ★★★ Excellent!!!
プロローグで「2035年、UMH完全抹消」という結末を見せる構成が巧い。この一文があるだけで、以降の明るいデート描写すべてに不穏な影が差す。
「普通になりたい」と願う少女と、「望む権利がない」と諦めた青年。二人の邂逅が、最悪の出会いから共闘、そして信頼へと変わる過程が丁寧に描かれている。
能力に「5分間見続けないと使えない」という制約があり、バトルが単なる力押しにならない。
「普通って何?」という問いに対する青年の答えが、物語のテーマを静かに照らす。