感情を表すのが秀逸な作品

キーレストとリリアの出会い方。それは、恋愛小説でよくある好感度がマイナスから入ってくる手法が使われています。それによって、リリアの感情の変化が分かりやすかったです。

他にも、英にヘリから落とされるなど、作者様は感情のジェットコースターを操作するのが実に上手でした。

リリアはどこまでも普通でありたい。しかし、自身の抱えている能力のせいでそれは出来ない。そういった普通じゃないからこその悩みもよく現れています。

関係性の変化による感情。状況の変化による感情。そのすべてが読者にダイレクトに伝わってきます。

まるで感情の伝道師のこどく……

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