概要
「第三回「もうこんな朝ごはんは嫌だ」から始まる人間×人外の物語募集」参加作
参考文献:とある老人の晩年に関する全ての記述
参考文献:とある老人の晩年に関する全ての記述
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- ★★★ Excellent!!!思い出す影は恋しく、喰い方を忘れるまでは悔いる一滴
縁起がよさが縁となって全ては始まった。縁起でもないことを裏では懇願する男、と出会った化ける物のはなし。そう一言で言ってしまえたら楽だったのに。
例えば、「美味しそう(に見える/見えた)」瞬間を頂(いただき)とした時、一度その域に踏み入れて、もうそれ以上を望むことがなくなったら? 美味しさ(食欲)と併存する(化ける物にとってそう見做される)、生への執着だけを求めていたのに、突然、その味がしなくなったら?
不思議だ。食ってやる、となぜだか湧いてくる思いがあることが不思議だ。だのに、反発する食えなさと、(名で無いはずの言葉で)呼ばれて許されるかのような思いに、気づく。(もう居ない)誰かと…続きを読む