概要
目の前には何もない。ただ広い空間が広がってるだけ。
足の下にも何もない。六十メートルともう少し下に、ごうごうと谷川が流れてるだけ。
何の成り行きでこんなことをやる羽目になったんだか、俺は内臓をきりきりさせながら思い返していた。
柴田恭太朗様主催の企画『三題噺 #148』参加作品。
お題は「楽」「引」「場所」です。
足の下にも何もない。六十メートルともう少し下に、ごうごうと谷川が流れてるだけ。
何の成り行きでこんなことをやる羽目になったんだか、俺は内臓をきりきりさせながら思い返していた。
柴田恭太朗様主催の企画『三題噺 #148』参加作品。
お題は「楽」「引」「場所」です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!六十メートルの位置移動、そのホラーな臨場感。
本格的なホラーを描く作者の、この題名!
勿論…ホラーかと思いきや。
何と! 人間ドラマの三題噺なのだ。
この高い所から『飛び降りる』という位置の
移動にヒトはどれだけの冷や汗を流すのか。
周りの風景、そして風の冷たさ。遥か眼下に
流れる一級河川。
臨場感に、思わず目眩がする…。
怖い…やめたい……と、言うに言えない!!
その心理描写も相まって、段々としかも
刻々と その時 が近づいて来る。
清水の舞台から飛び降りる様な選択は、
常に身の回りにもあるかも知れない。
けれども本当に飛び降りてみたら
存外、全く違った速度で違った地平が
見えて来るのかも知れない。
怖いけど…続きを読む