概要
各地の古社に残る伝承や社家の秘録、『神功皇后の謎』を繋ぎ合わせると、神話に散りばめられた暗号が一つずつ意味を持ち始める。
「浦島太郎」「天女の羽衣」「かぐや姫」──その物語さえ、神々の歴史へと繋がっていく。
真実か否か。まずは一読し、あなたの目で確かめてほしい。
この国最大のタブーに触れる覚悟はあるか。その存在は、この国の根幹を揺るがす。
あなたの歴史観を覆す。
なぜ、彼らは歴史から消されなければならなかったのか。
天照とは。住吉とは。宗像神とは。
物語が進むにつれ、神話伝承のすべての暗号が紐解かれ、解明されていく。
【あらすじ】
毎夜、同じ悪夢にうなされる弥沙の前に、琥珀色の瞳を持つ白猫・ハルが現れた──。
導かれるまま辿り着いたのは、正史からも
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!歴史がひっくり返る瞬間をその目に焼き付けよ✨️
不思議な夢にうなされる少女・弥沙。
そんな彼女の前に一匹の白猫・ハルが現れます。
こうして弥沙は、歴史の影に隠された「本当の正史」を巡る壮大な冒険へと足を踏み入れていく――そんな歴史ロマンあふれる作品です✨️
本作最大の魅力は、私たちが当たり前だと思ってきた歴史認識を大胆な視点で覆してくれるところです。
「えっ、そうだったの!?」と驚かされる場面が次々と登場しますが、それが単なる荒唐無稽な空想ではありません。
神功皇后の長すぎる妊娠期間や、当時としてはあまりにも短期間で完成した水路建設など、歴史に残る数々の矛盾点を丁寧に取り上げ、それらを一つの物語として結び付けていくため、「なるほ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!その夢は、ただの夢ではなかった
奈良に巨大な湖があった――そんな印象的な一文から始まる物語に、最初から引き込まれました!
古代の奈良を思わせる幻想的な風景から一転、空を飛ぶ巨大な船や一つ目の怪物が登場し、一体何が起きているのかとワクワクしながら読み進めました。特に、謎の男が弥沙に「久しぶりだね」と語りかける場面は、二人の間に何か特別な因縁があることを感じさせて、とても気になります。
そして、緊迫した場面での「……ロボット?」には思わずクスッとしました(笑)。重厚で神秘的な雰囲気の中に、こうした現代的な感覚が入ってくるのも面白いですね。
夢の正体や謎の本、そして弥沙がこれから向かう場所で何が待っているのか。歴史や神話を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!神を神たらしめるのは人の視点
非常に興味深い考察と、壮大でロマンあふれる物語が、一人の少女を通して織り成されます。
私的な話で恐縮ですが、生まれてから二十歳くらいまでを福岡県で過ごしました。私も歴史が好きで(これほど詳しく調べるようなことはありませんでしたが)、遺跡や神社に足を運んでは夢想に耽っていた少女時代を思い出し、近況ノートに挙げられている写真などを拝見しながら主人公の旅路に思いを馳せ、胸に募る思いに思わず涙が溢れました。
参考資料の明記なども明確で、ご自身で撮影されたのであろう写真の添付も興味深く、物語の体裁が取られてはおりますが研究書としても興味深いです。
私はまだ1章しか読めておりませんが、この先を楽しみ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!歴史の常識を鮮やかに覆す、壮大な古代サスペンスファンタジー!
物語は、奈良の巨大な湖や空飛ぶ船という、衝撃的な悪夢から始まります。
主人公の弥沙(みさ)は、ありふれた女子学生の19歳。彼女は人間の言葉を話す白猫のハルや、不思議に光る古書に導かれ、地元・福岡の那珂川(なかがわ)に眠る「奴国(なこく)の記憶」へと足を踏み入れていきます。
本作の面白さは、単なるファンタジーにとどまらない圧倒的なリアリティです。
緻密な地域描写とSF的な謎が見事に融合し、ページをめくるたびに足元の常識が音を立てて崩れていくような知的興奮に満ちています。
『日本書紀』の矛盾や、「武内宿禰は青年だった」という謎の証言。実在する地名や地形のパズルが解き明かされるたび、私たち…続きを読む - ★★★ Excellent!!!知的興奮と情熱に満ちた壮大な歴史伝奇ミステリー
本作は、まず、タイトルに痺れます。
かっこよすぎます。
内容は、ただの「前世もの」とは一線を画す奥深さに魂が揺さぶられます。
白猫のハルや不思議な本に導かれていく導入や、冠の青年との再会シーンなど、登場人物たちの魂が反応し合う描写が非常に美しく、胸が熱くなる筆力をお持ちの作者さまです。
作者様の手腕はそれだけでなく、不思議な没入感を作り上げることに成功しており、読み進めるほどに、主人公たちと一緒に、古代の日本を旅しているような一体感を得ることができます。
そして、難解になりがちな古代史や記紀の神話の解説を物語の中に自然に落とし込んでおり、作者様の神話への造詣の深さがそのまま作品の奥行を…続きを読む