焼き印持ち、すなわちそれは対人スキルを持つ証。しかし戦争が終わった今、その証は烙印となっている。対人スキルを使うことで現れる衝動を押さえ込む制御薬が必要であったり、ただ日々を生きることも制約が付きまとう。この物語に終始漂うのはくすんだ色。しかし主人公の生きざまや、彼に刻まれた命は鮮やかさが失われていない。激しく濃厚な戦闘シーンなど見ごたえがあり、主人公を取り巻く環境、人物もひとつ、またひとつと跡をつけていく。ダーク&シリアス作品です。是非読んでみて下さい!
生活圏の、炎のゆらめく様子料理の匂い、重苦しさ、息苦しさの描写が丁寧で、リアリティがある。で、殺しあう。快楽ではない。達観もしていない。慣れてもいない。このへんのバランスが良い。好きなシーンなのにどうして。──こんなに心が躍るのだろう。これがカタルシス。夢も希望も幸福もなくっても、冒険は、心が躍る。この感覚は、好きです。
かなり暗く読み続けるうちにちょっと暗くなるかも。それでも好きな人には刺さると思います!
もっと見る