紫の瞳ゆえに破滅の象徴とされ、利用され、追われ、泥水をすすって逃げ続けたメイ。その絶望の前に現れる瞬は、規格外の力を持ちながらも、彼女の瞳をただ「綺麗だ」と言い切る能天気な英雄だ。文明チート満載のキャンピングカーを拠点に、世界の常識を軽々と踏み越えながら、メイの居場所を作る旅が始まる。重いトラウマを真正面から抱えた少女と、全肯定でそれを粉砕していく男の掛け合いが爽快で、読者の胸の奥まで空気が入れ替わるような解放感がある。世界が敵でも、味方はひとりいればいい――そんな力強い救済の物語。
ヒロインの悲惨な過去から主人公の笑える話に変わると急に面白くなる
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