戦争が終わり、ダンジョンと冒険者が希望としてもてはやされる世界。その裏側で、かつて戦場に立った「焼き印持ち《ブランデッド》」たちが生き場を失っている設定が非常に刺さりました。
主人公アッシュは強い。けれど、その強さは称賛されるものではなく、人殺しの烙印として忌避される。この構図が重く、だからこそ目が離せません。
制御薬オルフェインがなければ壊れてしまうという設定も、戦後の傷をファンタジーとしてうまく落とし込んでいて印象的です。3話の護衛依頼では、アッシュの実力と周囲の恐れが一気に見え、物語が動き出す期待感がありました。骨太で陰のあるファンタジーが好きな方におすすめです。