まだ力を持たない者が、すでに未来を支配している
- ★★★ Excellent!!!
幼い女王と謎めいた怪盗の物語。
女王陛下といっても、彼女はまだ10歳の少女リュシフェル・ド・フランタリア(リュー)。彼女が統治するフランタリア王国は腐敗した貴族たちが権力を握り、幼い彼女は「人形の女王」として政治から遠ざけられています。
そんな中、義賊「月下の騎士」が現れますが、その正体は美青年シャルル・ド・ネール伯爵。
リューとシャルルは秘密の協力関係にあり、二人は貴族たちの不正の証拠を集め、いつか国を変革する日のために共に戦っているのです。
最後の「10年後の結婚」という予告が、物語を甘く、爽やかにしています。
私はこれまでたくさんの西洋系ファンタジー小説を読んできましたが、「幼い女王」、「十年後」の結婚という設定はなく、とても新鮮でした。