ずっと仲良くいられますように
- ★★★ Excellent!!!
新年の参拝という特別な日の、ちょっとした出来事の散文詩、二人の温かさが丁寧に、愛らしく描かれていて、ほっこりします。
印象的なのは、「モノを増やさない」というミニマルな暮らしの約束と、それでもわたあめ袋に心が動いてしまう気持ちの揺れです。自分で決めたルールなのに、屋台の前で足が止まってしまう描写がとてもリアルで、微笑ましいです。
相手が何も言わずに察して、わたあめを買って戻ってくる場面もすてきです。
「お年玉代わりにあげましょう」という思いやり。お互いがすみっコぐらし好きで、恐竜の子どもについて話すところも、二人の相性のよさが自然に描かれています。
わたあめのべとべと問題について、あれこれ考えながら結局「つまんで食べた」というオチに微笑しました。この作者は、きっと心優しい方なのでしょうね。