概要
あなたの魂をも試す、『祈り』の現代社会×RPG×ハイファンタジー。
これは、「もし現代社会にRPGの理(ことわり)が宿ったら?」という問いから始まった物語。
名作RPGたちに捧げる、10代の思考実験(妄想)の集大成。
現代社会×RPG×神話のハイファンタジー冒険譚、ここに開幕。
ーーー
ある日、突如発生した火災事故。
現場に居合わせた大学生・木戸与作(きど・よさく)は、
誰にも見えず、監視カメラにも映らない“火の化け物”と対峙し、奇妙な力を発動してしまう。
彼の中に眠っていた“理力”――それは、この世界の根底を流れる「四大理素」への干渉能力だった。
やがて与作は、仲間とともに、“地・水・火・風の神々”に祈りを捧げる巡礼の旅へと踏み出す。
待ち受けるのは、神話に記された精霊の声。
そして、人類が知らなかった“この星の意志”と対話する運命。
文明の果て
名作RPGたちに捧げる、10代の思考実験(妄想)の集大成。
現代社会×RPG×神話のハイファンタジー冒険譚、ここに開幕。
ーーー
ある日、突如発生した火災事故。
現場に居合わせた大学生・木戸与作(きど・よさく)は、
誰にも見えず、監視カメラにも映らない“火の化け物”と対峙し、奇妙な力を発動してしまう。
彼の中に眠っていた“理力”――それは、この世界の根底を流れる「四大理素」への干渉能力だった。
やがて与作は、仲間とともに、“地・水・火・風の神々”に祈りを捧げる巡礼の旅へと踏み出す。
待ち受けるのは、神話に記された精霊の声。
そして、人類が知らなかった“この星の意志”と対話する運命。
文明の果て
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!SFとファンタジーの境界線って何だろう?
第1章末まで拝読してのレビューです。
作者が10代の頃にしていた思考実験の集大成と謳われるこの作品。当時のRPG的世界観を現代社会に落とし込みながら、なおかつ神話的要素をも織り込む意欲作です。
科学に軸を置くサイエンスフィクションと、魔法や超自然的な物に軸を置くファンタジーの境界線は、はっきりしているようで曖昧です。
歴史的にはサイエンスファンタジーというジャンル、日本では主に空想科学という名称で呼ばれますが、個人的には物語の核となる部分に理屈付けをするかしないかが、その境界線となると思います。
思考実験の末にRPGの世界観を現代社会に落とし込む事に成功した本作品は、SFと現代ファンタ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魂の試練に立ち向かえ
まずタイトルの時点から、スケールの違いを叩きつけられました。
それでいて、出だしは「母と子の神楽稽古」という手触りのある記憶。
この個人的体験から神話へのスケールアップを予感させる導入が、とても心地いいんです。
そんな本作は、土・水・火・風の「理」が現代社会に宿ったら?という問いを背骨としています。
この「理素理論」、読者と主人公がしっかり腹落ちするように体験と説明パートが巧みにバランスされています。
設定も非常に整っているので、するすると入ってきます。
(詳しくは本編を見てほしいところですが)例えばライターの炎と「理素の火」の違いを“見せて納得させる”ような場面運びは秀逸です。
RP…続きを読む