概要
科学の進歩が生んだ「眼鏡」は、現実の裏側に潜む“魔”を捉える力を与えた。
漫画家を目指す少年アツと、天才少女キズナが出会う時、
描いた武器が戦場を切り開く。
創作と戦闘が交差する、想像力の異能バトルSF!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!漫画の線が現実を斬る、描線眼鏡SF
「描線眼鏡 または師匠の異常な情熱」 は、創作と戦場が直結してるSFアクションやね。
“見えない脅威”を可視化するための眼鏡、現実に干渉できるように「描いた線」を武器へ落とし込む技術、そしてそれを扱うのが「創作の現場」に身を置く人たち――っていう組み合わせが、とにかく発想の勝ち筋になってる。
読んでて気持ちいいのは、ただ強い力がドン! と出てくるんやなくて、「描く」「整える」「選ぶ」 みたいな工程がちゃんとドラマになってるところ。
戦いの場面でも、手先の技術と発想の切り替えが、そのまま勝敗に関わってくるから、バトルの見どころが“筋力”じゃなくて“創作の機転”になる。ここがこの作品の一番おも…続きを読む - ★★★ Excellent!!!描くことが武器になる瞬間に心をつかまれる
創作と科学、日常と戦いを鮮やかに描いた青春バトルSF。
漫画家を志す少年と天才少女が、迷いながらも真っ直ぐに進む姿がたまらなく魅力的です。
魔を人の感情や社会の歪みと結びつける描写にも、人間的な奥行きを感じました。
「想像力は、世界を斬る。」という言葉の通り、描くことの意味と力がまっすぐに伝わってくる作品だと思います。
さらに、KAGRAやカミオカンデといった実在の施設が登場し、重力波やダークマター、ニュートリノなど現代物理学のテーマがファンタジーの枠を越えてリアルな臨場感がありました。
科学好きの私にはとても嬉しい要素で、科学的な裏付けと想像力が組み合わさる展開にワクワクしました。 - ★★★ Excellent!!!あなたの世界の視え方が試される、ソウゾウリョクの『視力検査』だ!
「線を描く」。単純に見えて、とても奥が深い行為です。
線を描くことで、その空間には無かった意味が生まれます。
どんな意味を持たせるかは創造力の為せる業であり、
どんな意味を見出すかは、想像力がものを言います。
想像力が視えざるものを捉え、創造力で視えざるものを斬る。
そんな哲学的構造をバトルシーンに落としこんだ傑作です。
そして、本作のすごいところは
そんな深いテーマに触れていながら、ちゃんと熱くて、ちゃんと青春。
そして、ちゃんと楽しくて面白い!
緊迫するシーンから、和気あいあいと和やかなロードトリップまで
楽しみどころ満載の作品です。
視方次第で色々な側面を見せる。
読者の世界の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!美術の奥行と師弟の熱情が織りなす、緻密で臨場感あふれる物語
GYAKさんの『描線眼鏡 または師匠の異常な情熱』第1話から第10話まで拝読しました。確かに緻密な構成で、一度流れに乗ると引き込まれる面白さがあります。
まず魅力的なのは、「描線眼鏡」という特殊な道具を軸に展開される、美術と観察眼の物語性です。単なる便利アイテムではなく、そこに宿る師匠の情熱や哲学が丁寧に描かれており、読み手に“線を描くこと”の奥深さを感じさせます。
師匠と弟子(語り手)のやり取りは、単なる師弟関係以上の緊張感と愛情が入り混じっていて印象的です。師匠の言葉や行動は一見偏屈ですが、その裏にある「本物の眼を持たせたい」という熱意が伝わってきます。弟子側も反発しながら少しずつ影…続きを読む