焔立つ 蔦にからみし 古家こそ ありし夏の かたみとぞ思ふ

いまは、もうない景色。
失われた時間。会うこともない人。
鮮やかにちりばめられた情景。

そんな万華鏡ような記憶の中心に
奇異な▓▓がありました。

これは主人公が、ミチカという名の少女と過ごした時間の物語。
出会いて別れし語言。

いまはもう、すべては夢幻の彼方に追い遣られた物語であります。

ひとつ、覗かれるのも良いでしょうね。
見終えることができれば、ですけど。

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