概要
※サタンは10話から本気を出すようです。
【あらすじ】
ラッパ吹いてみたいな。いつ吹くんだろうか。もう二千年も音沙汰がないけど、本当に神様っているのかな?
ヨハネの黙示録に出てくる、七人のラッパ吹きの天使は、終末世界の到来を告げるラッパを吹きならす存在だ。
第一のラッパを持つマグディエルは、存在をうけてこのかた神を感じたことがない。
肌身離さず持っている立派なラッパを吹いたこともない。
もしかして……とっくに吹き時は過ぎているんじゃないのか。
ストレスと不安で、地上のメンタルクリニックに通うようになった不安症の天使が、い
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!最も影響力のある古代文学作品を題材に、現代ならではの切り口で
終末の日に七人の天使がラッパを吹く──
これは、大概の方が厨二病のおりに履修する内容ですね。
この作品、そんなラッパ担当の天使の一体のお話です。詳しくは紹介文を読んでいただくとして、でも難しい内容なんじゃないの……? って心配の必要もありません。
とても平易で分かりやすく、そして丁寧に優しい語り口で書いてあって、また聖書の知識も読んでいるうちになんとなく理解できた気がするくらいに、とっても親切な設計になっていますからね。
宗教を題材にしていすけれど、まったく押し付けがなく、楽しく安心して読めて、また読後感もいい。完結済みという点も安心です。
ほのぼのしたい方、よかったら試しに読んで…続きを読む - ★★★ Excellent!!!知識とユーモアが絶妙に融合した、唯一無二の物語
読み進めてまず感じたのは、作者様が綿密に調べものをされているという点で、その丁寧さに大変感銘を受けました。
ヨハネの黙示録をベースにしながらも、ユーモラスで親しみやすい切り口で描かれた物語に引き込まれます。
終末世界の象徴である“ラッパ吹きの天使”が、不安症で地上のメンタルクリニックに通うという発想は、とにかく新鮮で面白いです。
聖書のモチーフや天使・悪魔の描写には、しっかりと調べられた知識が活かされ、背景設定に強い説得力があります。
また、キャラクター同士の掛け合いは軽やかで、シリアスな題材でありながらも温かみを感じられる点も魅力的です。 - ★★★ Excellent!!!神は人間の形をしている
聖書という深く重たい題材を扱いながらも語り口は優しく、登場人物たちの心にそっと寄り添うようなお話でした。
主人公マグデュエルは不安症でメンタルクリニック通いの天使。
終末世界の到来を告げるラッパを吹く使命を持っていますが、その吹き時が分からないまま2000年が経過しました。
残念ながら現代は西暦2000年を超えて続いていますので、世界は滅びること無く延々と平和な時を重ねています。
そんな終わらない平和な世界を不安を抱えて生きている主人公は、どこか私たち人間と似ているのです。
他の登場人物も同じで、それぞれ日々悩み苦しみ、楽しみながら生きています。
この作品は救いや終末と…続きを読む - ★★★ Excellent!!!刮目せよ、聖書はこんなに面白いぞっ
ビジュアル重視の天使や悪魔が登場するかと思いきや、骨太の聖書解説に伴い、その知識を含めて登場人物のすべてが、読み手の想定斜め上をいく改作です。
聖書が好きなアナタにも、聖書を読んだことのないアナタも、うっかりミッション系進学校に通ってしまって神学の授業で苦戦しているアナタにも、大変おすすめ。
そもそも宗教的内容は好できではないと言われるそこのアナタには、メンタルがどこまでも人間的(しかも欲に負けやすい)な天使の姿に、心励まされ明日も頑張ろうかなとか思えることでしょう。
最後まで読み切った時に「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」という悲しみの言葉さえも別解釈出来ること間違いなし。どうぞご覧くだ…続きを読む