「文豪が“同じ恋”を別々の雪で降らせる。切なくて楽しくて、ずるい作品」
- ★★★ Excellent!!!
オンライン会議で、時空を越えて文豪を召喚。
しかも、ただ講評するだけじゃなく、その場で改稿まで始まる――この仕掛けがまず強いです。
取り上げる題材が、冬の空気をまとった短い物語だから、企画の面白さだけでなく、読後にちゃんと“心に残るもの”が残る。
先生が変わるたびに、同じ題材なのに見え方が変わって、言葉の温度も変わっていくのが気持ちいいです。
「読ませる企画」なのに「読み終わった後に余韻が残る」。
この両方が揃ってるのが、この作品のいちばんの魅力だと思いました。
次は誰が来て、どんな言葉で塗り替えるのか――続きを開きたくなる作品です。