概要
私の父は、博物館の一番奥に展示されていた
高校生の円香は、母と二人で博物館に続く長い行列に並んでいた。展示されている自分の父を見るために。
――――――
【文学賞参加実績】
カクヨムコン10短編中間選考通過
【御礼】
以下、ランキング入りしました。応援ありがとうございます
・SF週間98位/日間40位(2025/01/05付)
・カクヨムコン10短編エンタメ総合週間29位(2025/01/07付)
・カクヨムコン10短編エンタメ総合週間18位/SF週間82位(2025/01/08付)
・カクヨムコン10短編エンタメ総合週間11位/SF週間73位(2025/01/09付)
◯ 著作権について
掲載作品の著作権は作者に帰属します。
・オリジナル版/翻訳版を問わず、コンテンツの全部または一部の無断転載を禁じます。
・個人クリ
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カクヨムコン10短編中間選考通過
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!容れ物を替えて繰り返す一般的寂しさ
一般的な存在は、社会的役割に応じて振る舞いを変えます。それはまるで、ブルーヘッドのコロニー内で雄が居なくなったとき、一番大きな雌が雄へと性転換するように。
本小説は「寂しさ」という感情がテーマになっている印象を覚えます。
博物館で一般的恐竜が展示されているように、姿と生態のみが情報となって飾られ、主観の思いが残らない。きっと作家が博物館に行って、寂しさを覚えたのではないでしょうか。
描いていることはもしかしたら、小説作品という形で人間とその感情を残そうとする、私たち物書きの活動と本質的には同じなのかもしれません。
私たちは『一般的核家族生体展示』を見ています。それを見て、感想…続きを読む - ★★★ Excellent!!!家族の全肯定
私は親が嫌いです。30代の息子の誕生日に60代の母がケーキを買ってきてくれました。私が食べていると「ぼく、おいしい?」とまるで私が小学生のように尋ねてきました。30代のおじさんは言葉が出なくて返事ができませんでした。
父は地元の公務員募集要項を嬉しそうに私に送ってきます。あなたの息子は都会でアートに人生を捧げてやや失敗してるけど幸せなのに。
小学生の私はもういません。公務員になりたい私はどこにもいません。彼らが私でない人に話しかけているから私は返事をしません。後は葬式にだけ行けばいいかなと思いながらやはり少し罪悪感があります。
なぜおじさんの身の上話をひと様のレビューにつらつら書いてい…続きを読む