自分は小柄で気弱な受けがあまり好きでないのか?と思っていたのですが、最近そういうわけじゃないのかもしれないと思い始めて読んだ中の2作品目です。
食わず嫌いをしていたことがはっきりこの作品でわかりました。
まず、あらすじにもある通り樟と耀一郞の関係は最初は良くないです。契約結婚というものですがそこから互いにどう歩み寄り本当の意味でパートナーになっていくのかが緻密に描かれているので好感を持ちました。
「なんとなく運命だから」「なんとなくメロい態度を相手から取られたから」というものではなく、少しずつ進む触れ合いの過程がすっ飛ばさずに丁寧に描かれているなあと感じました。
まるでミステリー作品における探偵が状況証拠を集めて謎を解いていくかのような作業描写の快感にも似た感覚を味わえます。
今年のファンタジーBLコンテスト受賞作で恋愛描写が一番上手いんじゃないかなと思います。
書き手としても大変勉強になります。
といってもまだまだ読み始めて中盤くらいなのですが、今後も読んでいく予定です。オメガバースのweb作品の中でかなりおすすめの物語です。