大事なことを教えてくれる物語

人生、上手くいかない……。
そんなふうに考えてしまう時、読んでみてほしいお話です。

主人公は本社から町工場の所長になった自らの境遇にちょっと腐りつつ毎日を過ごしています。
工員たちの輪にも入れず、また入る気もなく。
でも、ランチを食べに立ち寄る小さな食堂の女性店主が、美味しい料理と一緒に道しるべのような言葉をたくさんくれます。
それは押しつけるでもなく、自然に染みていく言葉です。
そして主人公が取った行動には思わず拍手したくなります。
大事なのは結果よりも、その時にどう動いたか。
後悔しない選択をしたかということだと思わされます。

とても心に残る、上質な短編です。

その他のおすすめレビュー

五十鈴りくさんの他のおすすめレビュー289