痛みを抱えて輝く
- ★★★ Excellent!!!
高級料理店では傷んだ食材は捨てられることが多い。常連客は社会的な成功者や、幼少期から陽の当たる道を歩いてきた者が多く、舌が肥えているからだ。そこまで高級な店ではなくとも、世界中で日々たくさんの廃棄食材が出ているのは周知の事実である。
けれども、少し傷んだ食材だって調理次第では美味しい料理に変身する。
そこに、愛があれば。
自らの傷や痛みと対峙し、抱えながらも生き、他者の痛みや他の生物に寄り添う気持ちがあれば。
美味しい料理には、心を温めて傷を癒す力がある。「ノラの食堂」から私はそんなことを教えてもらった。
ぜひ、ご一読ください。