月狼

天正13年。奥州にて勢力拡大に励む伊達政宗。 だが父輝宗を畠山義継に拉致されてしまう。 父親だろうと何だろうと構わず討てと叫ぶ輝宗。 だが、そこに現れた少年により義継らはあっと…

・・・本作品は『独眼竜のひげ』を補完する目的で、伊達氏が進出する以前の東北の歴史を紹介したものです・・・ 「青森ねぶた祭り」、東北を代表する三大祭りの一つである。 穢れを流す禊…

伊達の親父殿と呼ばれ、家光から敬愛されていた伊達政宗 その伊達政宗と徳川家光は、臣下とその主の関係でありながら 親密だったと言われています。 そしてこの二人には偶然なのか、運命…

かつて、大陸を統べる五つの国があった。 蝶の国、獅子の国、鷲の国、知の国、そして──地の底に生きる土竜《もぐら》の国《ドルナーグ》。 四百年前、知の国《ナランサス》を襲った大噴…

───────拝啓、いつかの君へ。 あぁ、そう。そんな記録をした覚えがある。 旦那や姉御が知るかは知りませんけど。 でも、世界が一つなんて、誰が決めたんすか？ ………まあ、逆に…

伊達政宗、「独眼竜」として大河ドラマなどにも取り上げられている。如何にも勇猛そうな呼び名は江戸時代後期の儒学者・頼山陽の漢詩から引用されたもの。しかし、実際に政宗が戦に強かったな…

カクヨム甲子園創作合宿　第2回テーマ「海」

『時の郵便局』 　今から過去に手紙を届ける、不思議な郵便局。 　そこに住まう時の神と記憶を辿る種族による、今と過去、想いと想いを繋ぐ、誰かの記録。 　世界の見えない者と共にある…

　もう死んでしまう君は、俺に自分の意味を見せてくれた。私が死んでも自分を見失わないように、と。 　君が死んでしまった世界に、俺はどうやって生きるのか―― 　これは、『余命僅か…

　相原祐介は末期がんで余命３か月の宣告を受けた。祐介が「しなかった事」を後悔しないためにとった行動とは？ 　誰もが経験するであろう青春時代の甘く切ないラブストーリーと、その続き…

　なんの取り柄もない超普通の男子高校生、雪村　蓮。彼はある日、綾波　栞と出会う。 「人はいつ死ぬと思いますか？」 　この出会いがきっかけで、蓮の高校生活が大きく動き出す。 …

大学三年の悠真は、恋人の綾乃と半同棲の穏やかな日々を送っていた。 しかし、サークルの新歓で再会したのは、かつての恋人、春香だった。 なぜ彼女は今になって大学に入学してきたのか。 …

患者の伊櫻日和が旅立った後の病室を片付けていた看護師の内海咲恵は、ふと長い長い手紙を見つける。 愛しい貴方へと書かれた手紙には、大部屋の病室で優しくしてくれた青年、中根頼人への愛…

幼馴染だった俺たちは、中学で擦れ違い、高校で再会した。 「ただの幼馴染だよ」——偶然耳にしたその言葉から、僕と美咲は他人のように疎遠になった。 高校で別々のクラスになり、このまま…

大学四年生の小野寺都希は、夢もなく、就職も決まらず、無為な日々を送っていた。 そんな中、高校時代の初恋の相手である三城日向が病気で亡くなったことを、元同級生の園田瀬里から知らされ…

今日は星夜の誕生日。 せっかく朝から会えるのに、起きたのはまさかの……七時っ!? 大慌てで準備して一緒に歩きはじめるけど、ついあんなことを言っちゃって……！ プレゼント、いつ渡し…

KAC2025 第2回お題「あこがれ」 参加作品です！

「嘘つき。こんなことしてもらっても全然嬉しくないんだから……」 主人公には、付き合って５年の彼がいる。結婚も意識し始めたその時、彼の様子がおかしい？ もしかして、浮気？ なんて…

「結婚を前提としたお付き合いをして頂けませんか」 国立大学四回生のぼく、春木大輔が就職内定を果したそのとき、今まで口も利いたことのなかったバイト仲間の美少女・園宮愛花(そのみやま…

慶長二十年、大坂夏の陣で死を覚悟した豊臣方の武士・浅葱 真之介（あさぎ しんのすけ）。 しかし彼を救ったのは、宿敵・徳川 家康だった。 「武士とは、死ぬために生きる者ではない。…

帰り道でグループLANEに届いた、文化祭の委員会のシフト おれがスマホで見ていると、同じ委員会に所属する幼なじみ・朝乃が「見せて！」とのぞいてくるが…… 「夏休みが終わるころ」…