概要
会津が燃える。八重は銃を磨き、静かに覚悟を決めた。
おかげさまで歴史短編/日間一位獲得! 総合短編/三位獲得!歴史短編/週間二位獲得!
ありがとうございます。
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慶応四年八月二十三日。会津若松に、戊辰戦争の戦火が迫っていた。
城へ入る支度に追われる家族をよそに、山本八重は土間に座り、兄・覚馬から贈られたスペンサー銃を静かに手入れする。銃身を拭い、機関部を確かめ、弾薬を用意する。
それは武器を整える作業であると同時に、迫り来る戦いへ向けて、自らの心を整える時間でもあった。「……おっかね」 恐怖を隠すことなく呟いた八重は、それでも最後に銃を手に取る。そして、会津の空を砲声が震わせる中――。
「……いぐか」 二十四歳の女性が、故郷と家族を守るため戦場へ向かう。
これは、会津の山本八重が
ありがとうございます。
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慶応四年八月二十三日。会津若松に、戊辰戦争の戦火が迫っていた。
城へ入る支度に追われる家族をよそに、山本八重は土間に座り、兄・覚馬から贈られたスペンサー銃を静かに手入れする。銃身を拭い、機関部を確かめ、弾薬を用意する。
それは武器を整える作業であると同時に、迫り来る戦いへ向けて、自らの心を整える時間でもあった。「……おっかね」 恐怖を隠すことなく呟いた八重は、それでも最後に銃を手に取る。そして、会津の空を砲声が震わせる中――。
「……いぐか」 二十四歳の女性が、故郷と家族を守るため戦場へ向かう。
これは、会津の山本八重が
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「いぐか」の中に込められた重さ
山本八重といえば、スペンサー銃を手に戦った「幕末のジャンヌ・ダルク」とも言われた人物ですが、そういった肩書きではなく、八重という人間の芯を捉えた作品だと感じました。
銃身を確かめ、レバーを動かし、油を含ませた布で煤を拭う。
その静かな動きの中に、八重という女性がどんな人生を歩み、何を大切にしてきたのか。そして、これから何を背負って戦場へ向かうのかが、じわじわと伝わってきます。
八重を「恐れを知らない女傑」として描いていないところが沁みました。
怖いものは、怖い。
「……おっかね」と口にし、それでも銃を手に取る。
だからこそ、その姿が強く、美しいと感じます。
そして銃…続きを読む