「記憶 ホラー」を含む小説

白い光の底で目覚めた『わたし』は、 自分の死の理由を思い出せないまま、 愛する想『そう』の部屋へ引き寄せられていく。 彼は生者のように見えるのに、どこかが決定的に違っていた。 …

【カクヨムコンテスト7でホラー部門大賞とComicWalker賞を受賞しました。書籍3巻、コミックス3巻発売中。 ※番外編が領怪神犯 拾異として2025年5月23日刊行されます…

山田安吾（25）は、一ヶ月前の誕生日に、江戸時代の天才財政家である山田方谷の意識に乗っ取られた。 兄「ワシは宇宙意識じゃ。全ては繋がっている公念じゃ」 妹「ワンネス？？…ってい…

雨上がりの夜、カズマは繁華街で“何か”に見つかった。 銀色に揺れる視線、迷宮のような地下鉄。 どこへ逃げても追いついてくる。 記憶にはないのに、懐かしさだけが胸にこみ上げる。 や…

終電の車内でだけ聴こえる深夜ラジオ番組『告白・千一夜』。 そこで語られる奇妙な体験談は、なぜか“あなた自身の秘密”と重なっていく。 アプリを閉じても声は止まず、名前を呼ばれ、…

毎日0時更新、完結保証！ 　在来人の少年、晶(あきら)は、小学校からの帰り道、動物として扱われ使役されている穢狗(えいぬ)の少年、樹(いつき)と出会う。その触れ合いが禁じられて…

誰に話しても「ショックで見間違えたんだ」と言われますが、あれは熊じゃありませんでしたし、僕らテントなんて張っていません。宿に泊まってたんです。なのに、報道では「二人は河原で野営し…

〇×高校 オカルト研究会の会員No.2 生野 秀明だ。 突然だけど、『昨日死んだはずの人が、今日も隣にいる』 そんな状況に直面したら、君はどう行動する？ 偶然ばったり出会った友…

「簡単だろ。私が怪異をぶちのめして、アンタがそれを喰らえばいい」 強すぎるが故に満たされない闘争本能を抱えるフィジカルモンスター、西城紫苑。 この世ならざる魑魅魍魎──怪異を喰…

放課後、体育館裏で―― 俺は完璧美少女に告白された。 黒髪ロング、透き通る瞳。 まるで漫画から抜け出したような彼女。 ……のはずだった。 翌日、彼女がいるという二組を訪れた俺…

大学非常勤講師にして古書店「白夜堂」の店主・北条恭介。 かつて海難事故で孤島に漂着し、祠を暴いたその夜――祟り神〈彼〉を身に宿した。 以来、怪異に触れるたび、頭痛と記憶の空白が彼…

好きになった子の名前が、世界から先に消えた。 人の「存在」を巨大な〈世界名簿〉が管理する時代。名簿から外れた人間は、最初からいなかったことになる。 高校二年の夏目音矢（なつめお…

今日は親友である律が死ぬ日だ。 それを知っているのは僕だけ。何度も、何十回も、この日を繰り返してきたから。朝の通学路から始まり、夕暮れ時に終わる。そんなワンデイ・ループを僕は体…

　閏井（うるい）賢治と宇留井（うるい）健一は血族ではなかったが、瓜二つの美少年であった。道行く人が振り返るほどの美形であった上、鏡に映したようにそっくりであったので、いつも多くの…

クリスマス＋「お題で執筆!! 短編創作フェス」ということでめでたい。 ショートストーリーを書いてみました。 最初はもっと切ないプロットだったのに、どうしてもハッピーになってしまう…

花丸和奏が小学６年生の時に地元の祭りで務めたのは、『ハナタカ』だった。 その時の記憶に良かったことはひとつもない。一緒に務めた芦屋清彦との仲もサイアクだ。二度としたくない。 そ…

『怪奇蒐集家の手帖』へようこそ あなたは、この世界の「確かさ」を、心から信じていますか？ 足元のアスファルトが明日も同じ硬さであること。 耳に聞こえる音が、世界に存在するすべての…

日常の中で、ふと気づく“記憶の欠落”。 昨日の出来事、さっきまでの会話、手にしているレシートさえ思い出せない。 残されたのは、見知らぬ女性の写真と、聞いたことのない施設の名。 理…

神々の多くが想いを寄せた美貌の女神、朔夜。 彼女が愛し嫁いだ相手はただの人間だった。 ある日、嫉妬に狂った夜刀神は朔夜の夫となった磯城を殺害。 その骸を朔夜へ放ると【コイツを転生…