「ブロマンス 歴史」を含む小説

南宋、嘉定十三年（1220年）寧宗こと嘉定帝の御代。 親従官の趙景雀（ちょう・けいじゃく）は、太史局正の丁史鳳（てい・しほう）とともに金に奪われた水運儀象台の様子を探ってくるよう…

幼少期に起こした魔力暴走事故により、表舞台から追放された王子アルスは、寄宿学校卒業後、兵団の管理と館の図書管理を任され過ごしていた。 周囲の人間と過ごす時間を大切に噛み締める中…

原田左之助と山崎烝は生きていた！？ 大陸の租界で洋装の原田の槍が舞い、男装少女・山崎の針が光り、推理が冴える！ 毎日更新。全36話完結。 謎の薬で少女に変貌、少しずつ若がえって…

第一部完結しました。 （第二部の連載は、当面の間はサポーター限定記事での投稿となります。） 都会に疲れ、故郷の島へ戻ってきた青年・相川湊人（あいかわ みなと）。 民宿経営を夢見…

湖の竜神と人間の巫女の間に生まれた四人の兄弟。長男の一也（いちや）、長女の二緒子（におこ）、次男の三朗（さぶろう）、三男の四輝（しき）。彼らは、自分たちと周囲の人々との『違い』を…

紀元前４世紀。舞台は古代ギリシアにあった都市国家テーバイ。 テーバイには歴史上類を見ない、特殊な編成の部隊が存在した。 部隊の名は「神聖隊」といい、二人一組のペアが一五〇組の計三…

　酔っぱらった女神のせいで戦国時代にタイムスリップした社畜の俺は、関ケ原の戦いの西軍にいた。まずい、このままでは西軍が負けて、俺は死んでしまうかもしれない。なので西軍に小早川秀秋…

新選組隊士・中島登は、箱館戦争において朋友・土方歳三を喪い、その同じ日に、心友だった新選組最後の隊長・相馬主殿に妻子を惨殺され、すべてを失った。 それから五年後の、明治七年。 …

大河歴史×ブロマンス 紀元前6世紀、欒書は山西省に位置する晋で生まれた。 数百年を続く名家、古い貴族として。 約束された栄光と重い責務を生まれながらに背負いながら、彼の人生は…

――絶望の淵に立つ青年小説家と、不思議な天才美少年小説家が出会って始まる大正浪漫風ブロマンス―― 時は大正。それは、新たなる時代の到来による未来への希望に満ち溢れながら、その先…

自称・不老不死探偵の非時（トキジク）と助手の児屋根春日は、明治時代の大日本皇国東京で、骨董屋を経営する傍ら、裏稼業でなんでも屋紛いの探偵業を営んでいた。呪術が表舞台へ台頭し、人外…

『鬼の子』と恐れられ、枯れ井戸の底に落とされた、小さな荘園主の息子アスギール。冤罪で父を処刑され、母をも奪われた、名門エラン辺境伯家の嫡子アストラード。腐敗と荒廃の一途を辿る帝国…

高校二年生の春、小早川隆景は頭を抱えていた。持ち込まれたのは、あまりに厄介な「縁談」の話。翌日の夕暮れ。東京で社会人二年目を迎えた乃美宗勝が仕事を終えると、そこには彼を待つ隆景の…

歴史は「白文」で綴られる。注釈も感情もない。 だがその余白には、確かに魂の物語が息づいていた。 無名の王・白文と、名将・張遼。 亀茲、洛陽、ローマ、アレキサンドリア、そして合肥…

天を衝く巨大な木を〈神樹〉と崇め信仰するジュライ光王国。 千年近い歴史を持つこの国では、神託によって次の王が決められる。 王子たちが神樹の祭殿にてその葉に触れると、葉を通じて王子…

〜あらすじ〜 世界中の富と冒険者が集う街、ゴールドタウン。この街は、未だに完全攻略されていない最難関ダンジョン『無限の宝物庫』の挑戦者を絶えず生み出していた。そして、長い歴史の…

神の手と呼ばれ、緻密な描写で歴史的瞬間の絵を描き、真実を後世に伝えることを使命にしてきたグレイ家は、写真の開発とともに終焉を迎えた。 グレイ家最後の当主であるローレンスは残された…

　蓮国の第一皇子で皇位継承者である威晩（いばん）皇子は、貧民窟で美しい男（蒼空）が、ごろつきに殴られているところから救いだした。 　どこか儚げで美しい蒼空に、威晩は奇妙な感情を…

降りしきる雨の中、友の住まう長屋へ歩みを進める若侍がひとり。 主君殺しの大罪を犯した朋友。 しかしその裏には、大きな陰謀が隠されていた——。 旗本家に仕える若き侍、松波秋司と武…

まだ日本が真珠湾に攻撃を仕掛ける前。ある刑務所に、思想犯としてある男が収監される。新人看守の昭二は、彼の世話係を任されるが――