やさしく包み込むように、それでいて誠実な深い愛に満ちた生活を送っていた一族
それが身勝手ともいえる外からの力によって不条理に壊しつくされた後に、残された四兄弟の物語です
悪意にさらされ、頼れる人もなく
理不尽な制約を強制され
脅され
畏怖され
虐げられ
闇雲に反抗することもできず
かといって、安易に従うこともできない難しい状況
過酷な状況でも、「それでも」と四人で支え合いながら生きていく、生きていこうとする姿
どうにか何とか生き延びて、
いつか解放されて欲しいと願わずにはいられない物語です
この作品の作者様の筆致のお話となりますが、心情描写がとても丁寧で何故そう思うのか
なぜ彼らはそうあるのかなどがとても丁寧につづられています
スカッと軽快に楽しめるお話を求める方には重いかもしれませんが
キャラクター一人一人に心を寄せ、不幸も幸せも、感情も、意思も全てを感じたい方には、とても素敵な物語になると思います