読了したため追記編集です…!
ほんっとうに面白かった…!!!!
読めば読むほどキャラクターたちがいきいきとして、まるで自分もその場にいるように夢中にさせてくれます。
二人の侍と、寺小姓と植木職人の純情物語とあらすじにありますが…これはもう群像劇と言える重厚なキャラ文芸小説です。メインキャラ以外も一切舞台装置にならない登場人物たち。そして当時の江戸の様子を巧みに物語へと組み込む技量は本当に素晴らしい!
特に江戸のアウトローたちの描写が本当に細やかで、ハラハラドキドキさせてくれます。
時代背景や描写がとても丁寧に描かれているので小難しそうに思えるかもしれませんが、読みづらさなどは一切ありません!
むしろ時代をよく知らなくてもスラスラ読めるし、なにより登場人物たちが魅力的すぎて苦しくも前に進むこの物語をもっと味わいたくなります。
また、時代描写も素晴らしいのですが、その上で登場人物たちの会話が古臭くなくそれでいてリアリティがあり、こちらも物語に引き込ませる力になっているなと感じます。
登場人物たちがそれぞれの試練にどう向き合うのか。全く異なる思いを抱く異なる人々が、目まぐるしく変わっていく江戸と時代に飲み込まれそうになりながらも精一杯生き方を探していく。そして多くの縁が絡み合い、人の意思が新たな時代を作っていく…
時代小説でありエンタメであり、本当に素晴らしい作品でした。
モノローグや会話も多く、時代ものや長編が苦手という方でももれなく夢中になれると思います!
ぜひ読んでいただきたいです!