「カクヨムコン11短編」を含む小説

カクヨムコン11短編お題「未知」参加です

フユ・ホープフル・フューチャーは時計草戦争の英雄である。 断じてアイドルではない。 断じてキャンペーンガールではないし、 断じてバニーガールのコスチュームをまとってぴょんぴょん飛…

「未知との遭遇」――それは引きこもりの中学生・タイチにとって、父が雇ったギャル家庭教師・チコちゃんとの出会いだった。派手な外見に反し、歴史ゲームを愛し、歩幅を合わせて「勉強」と「…

　悠久の大昔。僕は下町の喫茶店でウェイターのアルバイトをしていました。まぁ治安の悪い雑多な街で様々な人が、一生懸命に生きています。このお店の常連さん達は、癖の強い人達が多くて人間…

　東峯学園一年の三浦嘉智は念願の写真部を復活させた。 　といっても部員一名のみで顧問は無し。おまけに部費もゼロ。 それでも部活動再開を熱望した理由は、写真部の部室にある暗室の存在…

　詩人マリアの書く言葉は、不思議と世界を少しだけ変える。 　―― 人はいつしか、彼女を「言葉の魔女」と呼ぶようになった ―― 　けれど、愛する人を救うことはできなかった。 　…

おなら選手権。 それはおならでどこまで飛翔できるかを競い合う、熱きバトル。

母とのやりとり、祖母への想い、そして花火の夜に揺れる心。 音と光に包まれながら、過去と現在がそっと重なる—— 「光の中で」は、日常のひとこまに宿る優しさと記憶を描いた、静かであた…

血の夢の果てに、男は女を『土』へ還す。 愛と滅びが交わる、月の夜の伝承。 月の清掃人が見た、終わりのうた。 ••✼•• 『【急募】月の清掃隊 』と 『「Go God Goo…

小学生最後の日、俺は交通事故に遭った。 脳の一部に傷を負ったものの、幸い大きな障害を残すことなく回復した。 だが、それ以来、俺は“未来”が見えるようなった。 しかし、それは同時に…

突然の雨で立ち寄ったコンビニで出会ったのは大阪産まれの美人のお姉さんだった。

私、志草ねなには変な癖がある。脳内で勝手に執筆活動や作品についての「インタビュー」が行われるのだ。要するに妄想だ。 しかし人気作家でもないのだから、実際にインタビューを受けること…

孤独で、疲れ切った一人の女性研究者は、 今日もココアを飲みながら、監視対象の卵を眺め続けている。 それは『神の卵』―― 全世界の宗教に「啓示」として与えられた、人類の審判者。 …

ホモかどうか悩む男子高校生がむちむち同級生を抱きしめる短編です カクヨムコン11短編参加中！ 面白かったらぜひ反応よろしくお願いします！

新田月海は引っ込み思案な性質から長い前髪で目を隠しながら自分を隠し続けてきた。そんなある日、自分とは対照的な満島月空と出会い、満月と新月が静かに混じり合う。

主人公の循(じゅん)は、自分の部屋で短い時間をループし続けている。同じ部屋には親友の環(たまき)がいるが、「ウーパールーパーだった」「流れるプールで失くした」「五百円のやっすいや…

孤児として拾われた陽葵は、多忙過ぎる現代の陰陽師を支える縁の下の力持ちとして修行の日々。 ついに、その練習の成果が認められたが、陽葵の作る札が、エリート陰陽師に気に入られた⁈ …

カクヨムコン11短編応募 お題フェス11「卵」応募作品です

荒れた庭に今日も老人は水をまく。 ホースを握り、蛇口をひねる。 その時彼の目には、一体何が映っていたのだろう。 記憶の欠落とアイデンティティの揺らぐ静かなSF短編。

ある日、ぼくは学校帰りに不思議な場所へ迷い込んだ。 そこは大人たちがたくさんいて 「ろくろくさぁは見てござる」 とぼくに囁いた。