「山」を含む小説

今年から中学1年になる八尺渉少年の日常譚。関西を舞台として、超絶平凡な男子中学生に注目していく。 　　　 　　　

　私、大西彩花（香川県出身、享年29歳、独身）は転生直後、維持神を名乗る存在から、いきなり土地神を命じられた。目の前は砂浜と海。反対側は枯れたような色の草原と、所々にぽつんと高い…

今日は有り難う。 あなたとこの山を一緒に歩きたかったの。 いつも私と居てくれたあなた。 あなたが居たから、私はこれまで生きてこれた。 え？　大げさ？ そんな事ないよ、ホントだよ…

高校時代、保健室で心理カウンセラーの瀬名先生との特別な関係に心を奪われた山﨑陽菜。卒業式の日、伝えられなかった想いを抱えたまま、彼女は演劇の道を歩み始める。 5年後、舞台女優とし…

　緩い話し方なのに情緒に問題のある謎の主人公が、家の近辺で拾った色々な妖精や妖怪や半神を立ち直らせる話です。 　妖精や妖怪の言葉は常人には意味不明なので、主人公の一人語りの形式…

　これはギリシャ神話の中を暴れ回った海の民の物語です。 　エクソダスの原典とは少しかけ離れたエクソダスです。インターネットの普及などにより、神話に不審な点や新しい考察がでてくる時…

　年に限られた時期にしか雨の降らない乾燥地帯の国。日照り1ヶ月を超え、来るはずだった雨季の予兆すら見えない東の地にラダンの村があった。 〈赤銅色の山に飛来した竜が、水源を独占して…

年々標高が高くなる山があった。 大学生である僕たちは興味本位で現地に飛び、恐ろしい真実を知る。 奇妙な言動で周囲を振り回す友人と、 一般的な大学生である僕が織りなす、ほっこりオ…

　神が死に、世界は崩壊を始めていた。人間たちが苛烈していく争いに身を置く中で、不死である者たちは、その最後まで気ままな生活を送っている。 　もう数日ともないだろう終焉へ思いを馳せ…

冒険者のリサ・リードは辺りを山で囲まれたキジョの街でギルドでクエストを受けながら毎日を過ごしていた。そして受付嬢のヴァージニア・リッジウェイといつものように会話をしているとそこに…

前世では社畜会社員、現世では社畜聖女。寝る間もなく奉仕させられてる上に、モラハラ王子と結婚しろ！？ 冗談じゃなーーーい！！！ 【あらすじ】 クリスタルドラゴンを封じた女神を崇…

大見涼平が住むマンションの隣の部屋には、シングルマザーの盛山さんが住んでいた。夜な夜なお隣さんの赤ちゃんの夜泣きに悩まされていた大見だったが、子育ての大変さはよく知っていた。ひょ…

「転移したと思ったら、気がついたら山奥の山小屋にひとり放られてしまった……」 遠山三郷、２９歳。仕事が生き甲斐と自分を言い聞かせて暮らしている1k7万のアパート住み社畜。 この…

　ある日私は窓から空を眺めていた。すると星があの山に降ってきたのだ。最初は流れ星かと思った。だけど違った。なぜならあの山に落ちていったからだ。私はその光景に目を離さずにはいられな…

当作品には、阪神・淡路大震災に関する記述が含まれています。 当作品には、水を扱った記述が含まれています。東日本大震災や昨今の豪雨被害等を想起させる可能性があります。 それらの記述…

　30年前の戦争で、人間が機械人形に負けた世界。主人公・ソラが、育て親・Sｰ2525の廃棄場所を探していると、スクラップの山から少女を模した機械人形を発見する。叩いて動いたその機…

みにょんさん主催の詩人の集いという企画に参加させてもらいました。詩を書いてみたいな、と思って。それ用に書いた作品です。こんな風に企画から作品が浮かぶというのはやはり新鮮ですね。新…

　東京、秋葉原。その一角に平将門が経営する『千紙屋』（せんがみや）と言うあやかし専門の金融業者があった。 　青龍、白虎、朱雀、玄武による四神結界に護られている東京だが、朱雀の守護…

　娘が、一枚の変わった写真を見つける。 　そこには、腕組みをする人。の腕のようなもの。 　偶然写り込んだものか、光の加減でそう見えているだけか。 　娘は友達と一緒に、調べると言い…