「その先」を含む小説

地方から上京した人見知りな大学生・水無瀬奏。 やりたいことも自信もない彼が偶然出会ったのは、学生オーケストラの野外演奏だった。 その中心で音を作る指揮者の姿に惹かれ、勢いで入団し…

宮廷を追放された万能魔術師レオンは、行き着いた無法街で“配達”を始めた。 掟はただ3つ—— 「依頼の品は必ず届ける」 「殺生を目的とした荷物は運ばない」 「そして——危険な荷物が…

　中学の頃、野球の強豪校のスカウトにも注目されていた鵲春一（かささぎ はるいち）だが、肩を壊し今ではただの高校生になった。 　そんな彼の隣の席に座るのは、黒く長い髪はボサボサで、…

　幼馴染である秋雨こよみは、全力で僕をもてあそんでくる。 　からかわれたり、おあずけされたり、あげくの果てには、キスの誘惑まで。 　だけど、僕は決して負けたりしない。どれだけ実力…

自分たち以外の人類が絶滅し、溶岩の海と大きな穴だけが残された世界で、2人の男女が叫ぶ。 「惑星開拓―――」 「―――再開だぁー！」 一度は絶滅を受け入れたが、納得できないモノは新…

この世に所謂『ダンジョン』が現れてから四十年。 何となく思い立って脱サラした男が、そのダンジョンに潜ることを生業とした者──探査者になり、ダンジョンの深みに入っていく物語。 その…

　結婚直後に届いた一通のハガキ。 　「お呪い申し上げます」それは「お祝い申し上げます」の間違いか？ 　失われた愛と、選び取った幸せ。その先に待っていたのは―― 　静かに心を蝕む…

―終末戦争から10年。 地上は焦土と化し、人々は地下のシェルターに身を潜めて生き延びていた。 大人たちは戦争で倒れ、今や生き残っているのは、数人の大人と子どもたちだけ。 主人公…

『宵の大暗夜』からおよそ５００年。それなりの平和が続いていた時代に、再びその災厄が訪れた。 それをきっかけとして起こる様々な事件たち。魔法少女たちはそれに立ち向かう！ ───…

毎年、大晦日に訪れている馴染みの神社。 そこには、立ち入りが禁じられている“場所”があるという噂があった。 好奇心と軽い気持ちから、その禁忌に足を踏み入れてしまった「私」。 最…

揺らぎを続ける綾灯市で、都倉の影を追う新見。 その足音に鼓動を合わせる右手の“居候”フウ。 ふたりの感応波は、やがてレクトラムの濫觴へと至る。 新見、フウ、レオラ、カイ、そして都…

ある日ふと見つけた、一本の桜の木。 夜になると、ぼうっと灯るように咲くその姿は、“花あかり”と呼ばれる春の風物詩のようだった。 けれど、その桜にはひとつの噂がある。 ――満開の…

　ふとした拍子に異世界に転移した少年、しかしその先に待っていたのは悪夢のような光景だった。 人が人を喰い、魔法使いが魔物を貪り、そして彼らが与える絶望は人から人へ伝染する終末世界…

大学1年の小暮詩穂は高校と同じように弓道部に入る。 そこで出会ったのは2年の先輩ー神楽坂光瑠。 次第に光瑠に憧れを抱く詩歩。段々と縮まる2人の距離。 憧れの、その先はー？

　徳島県・祖谷の奥にひっそりと佇む、御影神社。 　その麓の山里・御影村で育った双子の兄妹、功と誘は、互いの影を離してはならないかのように結びついていた。 　しかし、ひとつの喪失を…

「また――会えるよね！」 命を救われた恩師との別れ際、私はそう叫んだ。 私は五歳で故郷が滅び全てを失った。 その時の事は殆ど覚えていない。 ただ、ロードリックに手を差し伸べら…

2016年。 武田　美緒《たけだ　みお》は将来の進路に悩んでいて修学旅行が楽しみな、どこにでもいる普通の高校２年生。 早くに事故で亡くなった両親の代わりに、時には厳しく時には優…

現代日本から異世界に転生した女の子 気がついたら空から落ちていた 落ちた先は魔境と言われ、天宙世界樹がそびえる大森林フォレバスト 広大に広がる世界を感じながら巨大な怪物に襲われ…

――絶望の淵に立つ青年小説家と、不思議な天才美少年小説家が出会って始まる大正浪漫風ブロマンス―― 時は大正。それは、新たなる時代の到来による未来への希望に満ち溢れながら、その先…

白昼は天使の都、夜は悪霊の巣窟——。 表と裏の顔を持つ王都・エディリアで暮らす少女アリスは、十七歳の誕生日に行われた婚約式を抜け出したところ、悪霊に襲われて絶体絶命の窮地に陥る。…