「カクヨムコン？」を含む小説

　中学の頃、野球の強豪校のスカウトにも注目されていた鵲春一（かささぎ はるいち）だが、肩を壊し今ではただの高校生になった。 　そんな彼の隣の席に座るのは、黒く長い髪はボサボサで、…

【湖に住む神様×『選ばれなかった方』の双子の妹巫女のハイパー身分差婚姻譚！？】 巫女の家系に生まれた双子の妹・翠は、村の湖の神様の花嫁として選ばれた姉に頼まれて、湖底の掃除を替…

非情の現実が落とす陰影をすくい上げ、心の奥をそっと照らし出す短編集。 ・武者の情がいくさ場に交錯し、その魂に傷を刻む――『傷』 ・無垢と残酷が同じ顔をして現れる、曇りなき武…

1,200文字弱の短編です。カクヨムコン11お題フェス第3回、【お題「祝い」】で書いた短編です。 あとはまあ、読んだ方が早いという気がしますので…… 　 　 　 　 　 　 ここ…

2025年が明けて間もなく、私は小説の下調べでドイツ・バイエルン州のとある村を訪れました。ところが計画性のない私は、行き当たりばったりの罰を早速受けるのでした……ドイツの田舎を舐…

リリーシュは、父が亡くなり爵位を弟が継ぐまでの間の仮の夫を探していた。 このままでは、亡くなった母方の伯母に、いとこと結婚させられてしまう。 それは勘弁してほしいと慌てて旦那様探…

引退をした最年少殺し屋が、猫被りの完璧美少女と一つ屋根の下で同棲（お世話）生活をする

新宿区内特異空間事象。 俗に〈新宿ダンジョン〉と呼ばれるようになった新宿東方ビル跡地の地下に現れたらダンジョンの調査に向かったのは“伝説の傭兵”と、その仲間たちだった。

目が覚めたら知らない場所だった。日本人としての自覚はあるが、自覚しかない。 自分が誰かもわからないまま、安全そうな方向に足を進めれば、壁に囲まれた街があった。 街で仕事を探す…

□あらすじのようなもの□ 　私の幼馴染・北山和（きたやま・のどか）には“推し”がいた。今を時めく企業Vtuberの綺羅星アイ（きらぼし・あい）。新卒で入社した企業も完全なる“ハズ…

お題フェスの第３回目『祝い』また、お題だけちょうだいして、普通にカクヨムコン11で参加してやります。 お題フェスの目的の一つが「短編作品の参加数を増やして盛り上げる」と、言うこ…

【美しき兄妹、実は食人鬼】 西伊豆の心中屋敷に踏み込んだ者たちは、二度と帰ってこない。 そこにいたのは、か弱い兄妹ではなく、獲物を待つ「捕食者」だった。 精神病棟から帰還した…

寒さの厳しい冬の日、あえて外を歩く。 人混みを避け、氷菓を齧りながら、白い息を確かめるように。

遥か未来、人類が宇宙へと進出した時代。 無限に広がる夢のフロンティアへの進出に胸躍らせた人類を待ち受けていたのは異星人からの激しい攻撃だった。 テラフォーミングした惑星を奪われ、…

昔の友人の名前が出てこない。食べたカレールーの名前も忘れた。そして、一番好きだったはずの彼女の顔さえ、靄がかかっている。人間は重要じゃないことから忘れていくというが、僕にとって彼…

プロポーズ成功の翌朝、目覚めが悪かった。夢に、あの中学時代の元カノが出てきたからだ。街ですれ違うショートカット、文房具屋のクルトガ、YUIの曲。男はなぜ、過去の恋愛を「呪い」とし…

時代の大きな流れの陰で、名もなき人々が守ろうとしたものがありました。 ・藩の危機を前に、包丁を握る武士とその妻の静かな決意――『庖丁梅譜』 ・源平の戦火が迫る中、陶工が見た焔と…

もうすぐ30歳になる。それは僕の中で、「青春」の終わりを意味していた。過去を精算し、真っ当な大人になるために、僕は元カノにLINEを送る。果たして「青春」とは何なのだろうか。

　魔法至上主義の世界で、フィーナ・アークライトは異端であった。誰もが見向きもしない、効果が微細で限定的な「零細魔法」――世間では「無駄魔法」と呼ばれるそれらに、彼女は夢中になって…

【カクヨムコン10＋カクヨムコン9中間選考突破作品】 ――乙女ゲーム世界早期退場のモブ令嬢。死亡回避するたびに設定が崩壊するんですけど!?―― 木から降りられなくなった子猫を…