「切れ」を含む小説

太陽系絶対防衛線。 別名コスモリンク。 太陽系の外から迫りくる敵を撃退するために人類が構えた防衛網。 長い時間を経てそれはAIに指揮権が渡り効率化されていった。 試験管の中で…

人付き合いが苦手な男子中学生の望月は、吹奏楽部の活動後、霊感があるという噂を聞きつけた同級生たちの誘いを断り切れず、ちょっとした肝試しに同行することになるが──

9/14開催文学フリマ大阪13の新刊サンプルです。 「ようこそ、人生劇場へ」 闇の天蓋を貫き、零れ落ちるは光か、血か。 映写機の代わりに脈打つ鼓動、フィルムの代わりに滴る罪過。…

リハビリ小説です。 羽の切れた天使。それを解決することはできない。何もしない学生。

念願の都会でのマンション暮らしを満喫する日々。しかし突如訪れた 深夜の訪問者に繰り返されるチャイムに俺は一人の女を思い出す。 ーーまだ終わってなかったのか。 十年以上前大学生だっ…

冒険者…それは、ファンタジーの世界だけの話だと思われていた。 だが、突如来日した魔物のせいで、自衛隊だけでは対応し切れなくなり、ついには一般人も巻き込む事態となってしまった。 …

僕の自主企画に参加してくださった方々の作品や、評価の基準について語り切れなかったことを補足的に綴る場です。 オタク風味で建設的に。ときには毒にも薬にもならないような雑談も交えつつ…

史上最年少で最強の称号を手に入れた魔女。 ウナ・グリ―シャ、ある日彼女に一つの依頼がやってくる。 それは母校で教師をして欲しいとのものだった。 自分の出生のこともあり最初は断るウ…

第2回アイス2025に出す予定だったものです。もう、期限切れたので、アイス2025の文字数制限とかガン無視です！

　未来を設計する建築家・榊圭（さかきけい）。 　彼女が追い求めるのは効率と合理性に満ちた完璧な世界だった。しかし、古都鎌倉の再開発プロジェクトで出会ったのは、時代に取り残された…

「味の素が切れていた。それが、この日いちばんの異常だった。」 都内の大学で分子生物学を研究する姉・一ノ瀬真理。 コンカフェでバイトをする妹・彩花。 平凡で静かな姉妹の日常は、元…

人が寄りつかないような暗くて寂れた町外れの一角。オンボロ安アパートから徒歩6分。今にも潰れそうなコインランドリーがあった。ガタンガタンと煩く鳴り響く洗濯機、グラグラと揺れて落ちそ…

幼馴染として「日常」が当たり前だった悠真と遥。 高校を卒業し、それぞれの道を歩き始めたふたりの距離は、やがて少しずつ揺れ始める──。 新ヒロイン登場、すれ違い、再確認される絆。 …

　地球人類が火星に移住するにあたり、人を移動させる前に当然、拠点をつくらねばならない。ベースキャンプだ。それは去年までの「大型貨物宇宙船オリオン２」によって完成はした。だが、人が…

テーマは「復習なのか愛なのか」 蜜美には秘密がある。 キスのとき、舌を深く入れると、舌が千切れるのだ。 ただ、千切れるだけではなかった。千切れた舌は生き物のように動き出し、相手の…

　ある町の中学校に転校してきた涼風晴海。そんな晴海のいつもつけているミサンガが切れてからというもの、おかしな日常は始まった。 　 　転校初日、晴海は二年五組で机に置かれた花瓶を見…

「ちょっと魔法少女ものとかやっちゃう？」 番組会議における上司の発言に俺は内心ブチ切れていた。魔法少女てお前、なめとんのかという話しである。

「知夏！　朴知夏！　返事をしろ！」 『阿娘(アラン)……阿娘が……』 「朴知夏！　何故今妖怪の話をする⁉︎　答えろ───」 　そこで通信は切れた。苦しそうな声で呻きながら同期が…

名前は『しねよ、カス』。スマホの連絡先に登録された、別れられない“あの人”。金も心もすり減らされて、何度も終わろうとしたのに、ぬるい優しさ一つで戻ってしまう。過去のたった一度の温…