「昔から」を含む小説

「昔って小説を手で書いてたらしいよ」 友達から聞いて、私は驚いた。だって……。

僕の友達は昔から黒猫のミイだけ。ミイとの毎日は僕にとってすごく幸せな時間だった。だけど、魔法使いのおばあちゃんが残した不思議な箱、これによって僕の世界は驚くほどに変化してしまった。

壊滅した集落の海辺で一人で結界を護り続けている人魚、ユオのところに、侍姿の青年、シサギがやって来る。シサギは人と妖の間を取り持つ、解魔士（げまし）と呼ばれる者だった。シサギはユオ…

江戸時代に誕生した“殺し屋と探偵”だけが入ることのできる料理屋“ナカマ食堂”。都内に張り巡らされた地下道の中心にあるここは、魚料理と“しぐれ煮”が絶品な料理屋で、仕事終わりの身体…

　KAC2025第2回お題「あこがれ」の参加作品です。 　他サイトで公開していたものですが、サイトの閉鎖によりこちらで再公開させていただきます。 　人間以外にあこがれる方への物…

この街の山には昔から外縁という神の家があった。 神は人々を愛し、人々もまた神を愛していた。 ある親は仕事で忙しく、子供の面倒を見れないから見てほしいと、その神にお願いした。 …

私にはあこがれた人がいました。 あの頃と同じ気持ちは、今も胸にあります。

　焔村迅駆（ホムラ・ジンク）は異世界で勇者となり、宿敵・魔王ゼシオスを倒して現実への帰還を果たした。 　彼が戻ってきたのは異世界転生した直後の時間軸。 　守ろうと誓った妹も家も…

遥か昔に栄えた文明の遺跡が眠る採掘場。 そこから発見されたのは、時代に取り残された一体のアンドロイドだった。 研究者たちは慎重に修復を進め、ついに彼女を再起動させる。 名を「イ…

遠い昔、まだ、病が穢れとされていたころ。 遠い昔、まだ、雛人形が形代だったころ。 この国の、どこかの場所で。

知ってる？ 「裏ひなまつり」っていって、すごく楽しいらしいよ？ あなたみたいな可愛い子になら、「裏ひなまつり」の事を教えてあげる。 そんな誘いに乗ってしまった私の、地獄の苦し…

※ しんどい描写があるかもしれません。 書いた本人はしんどいです。 雛祭りの日に出会った女の子に、昔の自分を重ねる『わたし』。 彼女を助けたい。でも、わたしの行動は本当に助けに…

東森シゲルさん、遅めの見合い恋愛で伴侶に恵まれ、そしてにこやかな長女も授かり、七段飾りのお雛様まで我が家に招待してしまいました。長女が一つづつ齢を重ねるごとに、二月にはみんなで押…

二十年前に境内で発見された死体があったが、事件は、一人の男が出頭してくるということで、曖昧に解決した。一人の刑事がその曖昧さに嫌気がさして警察を辞めることになったのだが、二十年後…

　あまり健全ではない家族関係のお話です。 　心当たりのある方には非推奨かもしれません。 　ネタが古いって？ 　そうだね……。

※2025年1月8日（木）（1446記事目）～2025年3月6日（木）（1502記事目）の記事が掲載してあります。 Season１３（https://kakuyomu.jp/w…

無名ながらも腕の確かな人形師だった曾祖父が昔、母に贈った雛人形。 「うちの雛人形は特別なのよ」 母は口癖のようにそう言った。 “特別”というのは、曾祖父が手作りしてくれた世界…

　とある高校に通う杉原祥磨。おっとりとした性格で、語尾を伸ばす癖がある男子。祥磨自身、自分がゲイであることを認識済みだが、小学生時代、母親にそのことを伝えた際、「男の子のことが好…

迷宮。それは遥か昔から存在が確認されている、天高く聳え立つ謎の塔。 危険な魔物が跋扈し、大自然が牙を剥く。 その危険すぎる環境故に、何時しかその迷宮にはこんな噂が囁かれるようにな…

とうの昔に滅んだ世界。そこに暮らす五体の機械がいた。【彼女たち】の創造主である【パパ】が最も愛するのは、たった一人の娘。名前を愛。 機械である五人の妻たちの使命は、愛を立派に育…