「共犯の因果応報」と「一周回った完全犯罪」

二十年前に境内で発見された死体があったが、事件は、一人の男が出頭してくるということで、曖昧に解決した。一人の刑事がその曖昧さに嫌気がさして警察を辞めることになったのだが、二十年後の現代で、その辞めた刑事が殺されるという事件が発生したのだ。さすがにそんな昔の犯罪から、関連性を知る人などいるはずもなく、真犯人はいかに、事件を作り上げていくか？　そこに、彼の目指す完全犯罪がいかに生きてくるか、そして、二十年前に完全犯罪をもくろんで考えられた意外なトリックとは、そして、大団円へと向かっていくのであった。作成期間：２０２４年４月５日～２０２４年４月８日。