「ショート･ショート」を含む小説

砂時計を、あなたはまだ「砂」として見られるか。 収蔵庫で行われる淡々とした登録作業は、ある一点から狂い始める。 備考欄に書かれた言葉が、読む者の脳内で同じ仮定を起動する。 これは…

あらすじは特にないです。 ショートショートです。 斬新な仕掛けと衝撃のどんでん返しあり。騙されたい方のための物語です。

－短編（読了時間 約２分）－　 　ある日私は、通り行く人たちが、私のことをじっと見ていることに気づいた――。 　それはまるで、何か得体の知れないものでも見るかのように、恐ろし…

ここは、遠い遠い空の上。 雪の積もった山の中、トナカイを連れたサンタクロースも大忙しいの日。 耳を澄ませば、サンタクロースのベルの音と楽しげな子どもたちの笑い声が聞こえてくる…

意識だけを幸福な記憶に接続し、記憶の中で死を迎える制度、記憶死。選べる期間は3年、5年、10年。主人公は5年を選び、記憶の入り口を大学三年の夏休みとした。何も特別なことがない日常…

ヤバいヤバいと言い続ける人類。 その世界に光があるとすれば……。

【新紀元社「第三回『幻想と怪奇』ショートショート・コンテスト」一次選考通過作品】 　とあるマンションの一室に、新しい入居者が引っ越してきて、しばらく経った頃。 　その女子大生と…

入院中のＡ子に恨みがある〈私〉は、割り当てられた千羽鶴の代わりに、呪いの念を込めて、黒い折り紙でカラスを折った。呪いはＡ子にかかったかもしれない。しかし今度は〈私〉が、本物のカラ…

　203X年、突如現れた宇宙人に地球は宣戦布告をされた。 『これからそちらの人口、上位20ヵ国とスポーツで戦う』 　種目は既にある、その国で広く知られているスポーツなら何でもＯＫ…

「　相変わらず僕はいた。 　　部屋の四方は真っ白な壁に囲まれていて、どこにも出口はない。 　　部屋には何もない。ただ僕がいるだけだった。 　　僕はどこから来たのだろう。」から始ま…

りゅうを倒すにはお金がかかる。追い払うのはそれより、安価で済む。 だから、竜払いという仕事がある。 同一主人公による、基本的には一話完結の旅の話です。 途中から読み始めても、…

俺は園児。今日も朝靄を突き抜け登園する。

《　あらすじ　》 　春頃の季節。クラスメイトの鈴木琴葉[すずき/ことは]と付き合っていた高校二年生の仁見唯人[ひとみ/ゆいと]はある日、衝撃的な光景を街中で目のあたりにした。 …

明るい要素は一切ありません。セルフレイティング強めだと思って下さい。 NTRのRは「寝取られ」でなく「寝取り」の方です。 幼なじみの男女3人。性別の関係ない親友として・そして…

　コンテスト最低文字数でどこまで怖くできるか――そう思ったので書いてみました。 　1話で終わらせる気でしたが、何話まで書けるか続けることにしました……が、予約投稿にて無事完結しま…

それはどこにもおる 　どこにもおらぬ 　けがれにささげしかたけ 　　きをつけよ 　　　きをつけよ 　　　　　　　　　　　　　　　　よりては　やすみ　　　　　　なおる

Wordの初期設定1枚分を最大値とした文字数制限で書いた小説です。 短く、どの話から読んでもいいので、時間がない、小説をあまり読んだことがない方でもさくっと読めます。

私はとある企業の管理職・54歳。 語学も国際経験もゼロ、あるのは「真面目に働いてきた」という自負だけ。 そんな私の部署に、ある日ナンパなイタリア人・真面目なムスリム・自由すぎる…