概要
支配と服従の間に、愛はあるのか
恵まれた容姿を持ち、学年トップの成績、スポーツ万能という完璧な高校生、十六夜湊には、誰にも言えない欠点があった。
自分の内側に、ずっと隠し続けてきたものがあることを。
ある日、湊のクラスに転校生が現れた。
転校生の名は月城弥生。彼女からは、美しい毒花のような危険なオーラと、甘い桃のような妖艶な香りがした。
湊はひょんな事から弥生の家へ行くことになった。湊が弥生を怪我させてしまったからだ。
弥生は湊へ、自宅までおぶって帰るよう要求する。湊は動揺し、困惑するが弥生は決して譲らない。
「おぶって欲しいって言ったのよ。聞こえたでしょ」
支配と服従の間に、愛はあるのか。
欲望を受け入れることは、弱さか——それとも自由か。
そして、わかっていても止まれない人間の果てに、何が待っているのか。