タイトルのカスタードプリンに目を奪われますが、
中身は甘くはない、実にユニークで読み応えのあるファンタジーです。
多くの人物が登場し、戦士や傭兵と言ったよく目にする職業やスキルも見受けます。
ですが無理に覚えようとする必要はなく、主要な人物は読んでる内に把握できます。
主人公ロストの立ち位置が少なくとも最初は救世主ではないところも面白い。
彼の強さは色々あります。
物理的な強さが裏付ける求心力、統率力。
マークⅠ・Ⅱ・Ⅲやダークなどの相棒たち。
ですが、作内で言及されていない彼の真の強さは胆力だと思います。
起きた事象を冷静に受け止め、対応。時にはくくっと笑い己を鼓舞する。
ド派手な作風ではありません。濃厚な恋愛があるわけでもありません。
特別な何かが無くとも読み耽ってしまう。そんな力が本作にはあります。
まさにカスタードプリンにつきものの甘くほろ苦いカラメルのような中毒性。
是非お読みください。
タイトルからすごく惹かれ、そして紹介文が面白くていそいそと
お邪魔してしまった自分。
「プリン」という職業が全く想像がつかなくて、最初はパティシエさんだろうか
と思ったんですが…ぜ、全然違っていて面白い!
例えば「プリン」を投げつけるとか「プリン」のような魔物を従えるのかなと
も思ったんです。
でも、おいしい「プリン」にみな虜。
それも、この世界にはないスイーツ。あれ?パティシエ?いいえ。
これが職業で最強の強さ誇ることになるなんて。
そしてなにより、でてくるかわいい相棒たちがたまらない。
これはぜひに見て、確認してほしいところです!
ぜひ、あまい「プリン」にひきよせられていただきたい、作品です!
日本が壊滅するプロローグから一点、異世界へ飛ばされた主人公が小屋で目覚めるところから始まる。
主人公の他にも飛ばされた者は多くいて、それぞれ職業があるのだが、主人公のそれはカスタードプリンとかいうふざけた設定でスキルも生命付与とか分からないもの。
何て始まりなのにこれが凄い面白いのニャ。主人公の生命付与は無機物に命を宿らせ、それで石とか水晶を仲間にする、彼らの平和な感じが可愛くてバトルの合間の癒しを与える。
全体的にハクスラのように序盤は外に出て魔物と戦い、小屋に戻りマークⅠ達と休むの繰り返しをテンポよく書く。
段々と同じ転移者達と出会い旅に出かけるというのが今読んだところ。
自分もお手本にしたいくらいに、上手い話の作りです。とにかくシンプルに楽しいお話なのでどんどん読み進めたい作品ですニャ!
終末世界のようになった日本を救うため、名前も記憶も捨て、異世界でレベル上げという修行をする人達が登場人物。
カスタードプリンという謎の職業をもらった主人公が、不遇職ながら思考をめぐらし強くなっていくのが面白いです。
物体に命を与えるスキルで3匹(?)の従魔(?)を得るのですが、それがとてもかわいい。名付けの安直さすらも可愛い。その最初は石だった1匹目の子がペットを拾うんですが、その子もなんかキモかわいい。
強くなって日本に帰るって使命は忘れてないし、頑張っているし過酷な世界なんだけど、シリアスだけじゃないのです。
かわいいは正義なのだ。
職業【カスタードプリン】という一見ふざけた設定から物語を立ち上げる発想に、まず掴まれました。
戦闘職が当たり前の世界で、その肩書きを堂々と名乗る主人公の姿が印象に残ります。
無限プリンの能力や“プリンに夢中”のようなユニークなスキルが、世界観の中で自然に転がっていくのが楽しいです。
一方で、魔物との戦いやレベル上昇の過程はしっかりしたサバイバル感があり、物語に緊張感を与えています。
生命付与の能力で仲間を増やしていく展開も、これからの広がりを感じさせてくれます。
奇抜さと成長物語が同時に進んでいく構造が心地よく、続きを読み進める動機が自然に生まれました。
笑える設定なのに、主人公の生き残ろうとする意志が物語をきちんと支えている点が良かったです。
この先、この職業がどんな形で世界に影響していくのか楽しみにしています。