概要
俺の名前は乃手ルイジ。ごく平凡な大学生だ。友人である佐川や汎子、ディクシーの四人で『孤島』にある別荘で夏休みを過ごしていた。
でも、島が嵐に見舞われた夜、俺は自室にて何者かに胸を貫かれて死亡した。
そして気が付いた時、俺は『猿の手』に変貌していた。
一体、俺の身に何が起こった? 『猿の手』と言えば怪奇小説に出てくるものが有名だ。どんな願いでも三つだけ叶えてくれるとされているが、下手な願い事をすると逆に不幸に見舞われるという。
「乃手を殺したのは一体誰か、この『猿の手』を使って解き明かそう」
だが、佐川たちはそんな話にまったく臆せず、猿の手を使っていくことを決定する。
おいおい、大丈夫なのか? というか、今は
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- ★★★ Excellent!!!軽妙な会話劇にも伏線がある。抱いた違和感、覚えつつお読みください…!
願いを歪な形で叶える「猿の手」という有名な御話からなる呪物を中心に、巻き起こされる怪奇ミステリー。まず確かなことを初めに、めちゃくちゃ面白かったです……!!
「殺人事件」の被害者となってしまった主人公・乃手(のて)さんが「猿の手」に魂が移り、視点人物として物語を追う……と書くと空恐ろしく感じるかもしれませんが、ご安心ください。むしろ軽妙かつコミカルな掛け合いがテンポ良く楽しい、そんな前編です。
被害者になっているので可哀想といえば可哀想ですが、どちらかというと「猿並みとか散々に言われて可哀想(涙)」という可哀想さです。ごめんなさい笑って読んでいました。共感すればするほどに、何だか不憫な…続きを読む - ★★★ Excellent!!!世界が一変するほど、衝撃のミステリー!
友人たちと無人島へ遊びに来た乃手ルイジ。だが、何者かに殺されてしまい、気がつくと『猿の手』になっていた!
残された友人たちは『猿の手』の力で犯人を見つけようとするが、全然うまくいかない。
果たして、犯人は誰なのか。そして、乃手は人間に戻れるのか⁉
願いを叶えてくれるけど、大抵恐ろしい結果を生む『猿の手』。でも、主人公がその『猿の手』になってしまうというのが驚きの本作。
でも、「チート能力で犯人を見つける」といった展開ではありません。
この猿の手、凄い力はあるものの、使用者の思うような結果にはならないのです。
じゃあどうするかといえば……ここはやっぱり、名探偵に推理してもらわなくちゃ!
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!猿の手は全てを解決できるのか
乃手ルイジは大学生。友人の別荘に男女ふたりずつでやってきた。そこで見せられる「猿の手」
この「猿の手」願いを歪な形で叶えてくれるというもの。ルイジは興味なかった。彼はミステリ好きなのだ。
ところがその夜、絶海の孤島と化した別荘で
ルイジは殺されてしまう。しかも密室で。絶海の孤島で犯人は一体誰なのか――そして「猿の手」になってしまったルイジはどうなるのか――。
「猿の手」になってしまった主人公、ディスられまくっているのにわらってしまいました。
テンポがとても良く、さくさく進みます。
作者さまのミステリやっぱり好きだなと感じた作品でした。
ミステリ好きにはにやりとしてしまう箇所もたくさんあ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!伏線回収が素晴らしいミステリー作品
フロイトが主人公だったり、のっぺらぼうが主人公だったり、天照大御神が主人公だったり、次はなにが来るかと思ったら、今度は猿の手がきましたか。
猿の手は願いを3つ叶えるけど、よくない形でそれが叶ってしまうという呪物ですね。
XXXHOLiCとか化物語でも出てきましたね。
それ以外にも有名なミステリー作品関連のネタがたくさんでてくるので、ミステリー好きはニヤリとする場面が多いのではないかと思います。
さて、この作品がどういう物語かについて、ちょっとだけ語ります。
主人公は乃手ルイジという大学生、友人の佐川流助、門木汎子、今川ディクシーの三人と孤島にある別荘に行きます。
そし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!孤島で『猿の手』に転生した俺。泣いてくれない同級生に「ざまあ」する
絶海の孤島。そこに学生四人で向かいまして。
四人だけの島。そこに、学生の一人が「猿の手」を倉庫から持ってきまして。
そこで悲しい殺人事件が起きます。
状況から察するに犯人は残りの三人のうちの誰か……?
サテ、主人公は犯人を見つけ出し、この島から脱出できるのか……
なんていう話は絶対書かないんですこの先生!!
おかしいと思ったんだ! あれ? 主人公人間だぞ? って。
人間じゃなかった……
猿の手が主人公だった……。
なんでしょうな。かれこれ一年以上の付き合いになるのですが、
人ならざるものになりたいという願望があるのでしょうなこの先生は。
そしてそして、殺され…続きを読む - ★★★ Excellent!!!タイトルの「のてのて」にもちゃんと意味がある!
みなさん、「猿の手」はご存知でしょうか。
イギリスの小説家W・W・ジェイコブズによる短編ホラー小説で、猿の手のミイラが願いを3つ叶えてくれるが、運命を曲げようとする者には災厄をもたらすというお話です。
主人公の乃手ルイジは、殺されて「猿の手」に魂として宿ってしまいます。
大学生仲間がルイジを殺した犯人を「猿の手」を使って突きとめようとしますが、なかなかうまくいかず……。
――犯人は誰なのか?
――どうやってルイジを殺したのか?(密室殺人)
「猿の手」が存在する条件下でのミステリー✕コメディな作品です。
ミステリーファンには嬉しいサプライズ要素あり!? 必見です!!