これは、七十年に一度の3000字で綴られたお天気関連の作品だ!!!

 想像できるか!? この文言の不可思議さを!!

 「七十年に一度の曇りのち晴れところにより一時雨でしょう」
 
 もしも天気予報でこんな言葉が出てきたら、「どんな天気」になるのかイメージできる人はいるでしょうか。

 そして、もしもこんな予報が出された場合、気象予報士たちは一体どんな方法でそのような結果を導き出したというのか。

 本作は、「天気予報が当たらな過ぎてキレる男」と「それにペコペコと謝る気象予報側の人間」の掛け合いでストーリーが進みます。

 あまりにも天気予報の内容が誇大広告的で、「100年に一度」なんてことを口にしてしまう。どんな凄いのが来るんだよ、とツッコミを入れたくなるのは必定。

 その上で、「大雨」とか極端なものならともかく、「曇りのち晴れとかでそれをやられたら、ひたすら「???」となってしまう。

 「ものすごい晴れ」や「ものすごい雨」ならわかる。だが、「ものすごい曇りって」のはなんだ!? 

 この作品内では、そんな「あったら想像できない天気」について言及しつつ、「天気予報の思わぬ真実」が掘り下げられていきます。
 その過程がとにかく面白い。ありえない文言が飛び交い、ありえない方法が露見し、ツッコミ役もやがては開いた口が塞がらなくなる。
 
 超ハイテンションで送るお天気コメディ、必見です!!

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