濁点ひとつで、世界は分岐する
- ★★★ Excellent!!!
KaniKan🦀様の作品は、日本語の繊細な響きや“濁点ひとつ”といった小さな差異が、人生そのものを揺るがす不思議な世界を描いていて、本当に引き込まれました。
主人公の誠くんと春香の関係を軸に、子ども時代の好奇心や後悔が未来へどう影響するか、独特の感覚で描かれています。笑い泣きかえるという儀式の魔力や偶然の連鎖が、SF的な因果の流れとして表現されていて、読んでいると「もしあの時こうしていたら……」と自分の人生の選択も考えさせられます。
言葉の持つ魔力や、小さな選択の重みを描いたこの作品は、中高生から大人まで、どこかで「もしあの時…」と悔いたことのあるすべての人におすすめです。青春×オカルト×SFが好きな人には、特に刺さると思います。静かだけど深く沁みる作品です。