小さな死の前に読んで頂きたいエッセイ
- ★★★ Excellent!!!
人が生まれ、そして死ぬまで。
これを仮に「大きな生と死」と呼ぶなら、ぼくたちが毎晩眠りにつき翌朝目覚めることは「小さな死と生」と呼んでもいいかもしれない。
生物学的な死の定義がどうあれ、いち個人の主観としては死ぬことと眠ることはかなり近しいものなのかもしれません。
この気づきの提示から展開される、深見双葉さまの小エッセイです。
疲れた魂の小さな死を包み込み、新たないのちを再生する卵、「おふとん」
当エッセイを読んだあと、普段何気なく潜り込むおふとんが少し違って見えるかもしれません。