ご自分の子供の頃に、お母様にサンタさんの存在を否定されてしまったため、楽しいクリスマスの記憶がなかった作者の方。でもサンタさんを待つ気持ちが誰よりもわかるからこそ、親戚の女の子のために自分がサンタさんになる決心をします。
そして、女の子のためにできる限りを尽くしてサンタさんを演じます。雪の積もったベランダに足跡まで残して……。
その気持は何年経っても引き継がれ、今では小さかった女の子がお母さんサンタになって、ベランダに足跡を残しています。
なんて素敵な思いやり。なんて素敵な思い出でしょう。ぜひ今だからこそたくさんの人に読んでもらって、クリスマスらしい優しさに溢れた気持ちを感じて欲しいです。