この糸を辿れば

運命の赤い糸というのは初めに誰が言い出したんでしょうね。
なぜに赤?なぜに糸?
赤い糸状のものといえば血管を連想させます。
血管を絡ませ合うほどに強い結びつきを運命と呼ぶなら、なるほどイメージしやすい良い比喩です。

ただし。
運命という言葉自体は吉凶禍福の総称で、そのいずれかに偏った意味合いはもちません。
とかく良い文脈で使われることの多い「運命の赤い糸」ですが、さて「わたし」の赤い糸はどこへと繋がっているのでしょうか。

ぜひ作品にてお確かめください。

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