男装✖︎特殊能力✖️宮廷✖️お仕事✖️ミステリー✖️ドキドキする恋!

セシリアは父親の無実を証明するために、宮廷内にある郵便室に潜り込みます。
ただし、郵便の仕事ができるのは男性のみ。
セシリアは髪を切り、胸にサラシを巻いて、少年の姿になります。
この設定だけでも、ワクワクしますよね!
父親の罪の真相を探る謎解きのドキドキ感と、男装がバレてしまうのではないかというハラハラ感が、物語を盛り上げます。

さらには、セシリアには心の感情を嗅ぐことのできる能力があります。
嘘の香り。焦りの香り。動揺の香り。拒絶の香りなどなど。
その能力は、郵便の仕事にも発揮されます。
手紙から潮の香りを感じ取ったり、行方不明の手紙を匂いから追跡したり、小包の中のものを当てたり。
これらはセシリアの能力の高さを示すエピソードなのかな、と思いきや……。
父親の無実を証明するという謎解きミステリーなので、あとから、「あれ?あのエピソードって、実は謎を解くのに重要なものだったんだ!」と驚くことが多数。
サラリと読んでしまうと伏線を見逃してしまうので、ぜひじっくりと読んでください。
謎を解くためのピースが、あちこちに散らばっています。

さらにこの作品の見どころは、お仕事と謎解きだけではありません。
恋です!!
男装したセシリアに生まれた、恋心。
ワケあり騎士エドガーと親しくなっていくのですが、姿を偽っていることにセシリアは罪悪感を覚えます。
恋の行方が甘いものなのか、苦いものになってしまうのか。そこも要注目です!

真実と嘘が交差する、ドキドキのお仕事ミステリー&恋。
すべての謎が明かされたとき、そこに待っているものはなにか。
謎解きのピースを見逃さないよう、世界観をじっくりと楽しみながらお読みください。

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