王の命令により結婚した、魔導士団と騎士団の副団長同士であるルウデとツエリ。
でもこの二人は事あるごとにぶつかり合う犬猿の仲なのです。
始まった結婚生活の中で、二人に気持ちの変化は訪れるのか。そこが興味を引く入口です。
面白いのは、読み進めていくにつれ、夫ツエリの『いい男ぶり』に魅了されること!
あまり表情筋は動きませんが、無駄に声を荒げることなどありません。穏やかに話してくれますし、ここぞという時には微笑んでくれます。デートプランもしっかり組んで楽しませてくれます。
何より、気遣いが細やかなのです……!!
対して妻ルウデは恋愛適性ゼロかマイナス。これまで国家予算の取り合いなどをしていたせいか、なかなか夫に対して素直な気持ちになれません。
そんなルウデも少しずつですが、ツエリの良さに気付いていきます。その心の変化に、ぐぐっと彼女の背中を押したくなることでしょう!
なかなか想いが通い合わないじれったさを、ツエリを全力応援しながら楽しめます!
ちょっと不器用なスパダリはここですよー!!✧*。
お薦めです(^^)!
魔道士団と騎士団は衝突の多い、犬猿の仲。
副魔道士長であるルウデと、副騎士長であるツエリも、不仲。
妥協することなく議論する場面から物語は始まります。
国王命令で、ルウデとツエリは結婚することになりました。
仲の悪い二人が結婚だなんて大丈夫なの!?
心配ですが、問題はさらにあります。
ルウデは恋愛適性がゼロどころか、マイナスなのです!!
ルウデの一人称でストーリーが進んでいくのですが、語りを読んでいると、恋愛に向いていなさそう……と思ってしまいます。
ルウデは仕事熱心で、頼ることが苦手。肩肘を張って生きているような女性。ルウデが甘える姿が想像できません。
仮面夫婦になるのでは……と思いきや、意外といい感じ?
仕方なく夫婦になるルウデとは違って、ツエリは前向きっぽい???
ツエリは冷静沈着なので本音が見えずらい人物なのですが、優しさのある人のように感じます。
ルウデは女性。社会的地位を確立するために必死の努力をしてきたと思うんですよね。気が強くなければならなかったし、主張したり張り合うのが必要なときもあったでしょう。
弱音を決して吐くことなく、強くなければいけなかったルウデ。
けれどルウデにだって、つらかったり悲しかったり、思うようにならなくて落ち込むこともあります。
ツエリなら、頑張り屋のルウデを受け止める包容力があるように思います。
あとは、ルウデがどれだけ素直になれるかなんじゃないかな?と私は思うのですが……。
大きな事件を通して、何かが変わっていく予感がします。
二人はどんな夫婦になるのでしょう?
そして、恋に不器用で可愛くなれないルウデが恋をする日は訪れるのでしょうか?
どんな結末が待っているのか楽しみな作品です。